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歯肉癌
96D55
69歳の男性。上顎右側小臼歯部の腫脹を主訴として来院した。2か月前から鈍痛を伴い増大してきたという。腫瘤は易出血性で、肉芽様を呈していた。初診時のエックス線写真(別冊No.28A)と生検時の病理組織像(別冊No.28B)とを別に示す。

診断名はどれか。
a 血管腫
b 歯根嚢胞
c 原始性嚢胞
d エナメル上皮腫
e 扁平上皮癌
97D11
上顎癌の動脈内注入化学療法で、カテーテル先端の適切な位置はどれか。
a 上甲状腺動脈分岐部
b 後耳介動脈分岐部
c 舌動脈分岐部
d 顔面動脈分岐部
e 顎動脈分岐部
97D43
71歳の男性。下顎右側臼後部歯肉の腫脹を主訴として来院した。3か月前に気付き、時々出血するようになったという。初診時のエックス線写真(別冊No.18A、B)と生検時の病理組織像(別冊No.18C)とを別に示す。

診断名はどれか。
a エナメル上皮腫
b 歯原性線維腫
c 粘表皮癌
d 扁平上皮癌
e 骨肉腫
98D46
63歳の男性。右側頬部の腫脹を主訴として来院した。6か月前に気付いたが、2か月前から鈍痛を伴うようになったという。初診時のエックス線写真(別冊No.15A、B、C)を別に示す。

疑われるのはどれか。
a 線維性骨異形成症
b 歯性上顎洞炎
c 上顎癌
d 歯原性角化嚢胞
e 歯根嚢胞
98D54
47歳の女性。下顎左側臼歯部の腫脹と歯の動揺とを主訴として来院した。半年前に気付いたが、最近腫脹が増大してきたという。同部歯肉には易出血性の潰瘍が認められる。初診時のエックス線写真(別冊No.21A、B)と生検時の病理組織像(別冊No.21C)とを別に示す。


診断名はどれか。
a エナメル上皮腫
b 扁平上皮癌
c 骨肉腫
d 粘表皮癌
e 好酸球肉芽腫
99D53
59歳の男性。下顎右側臼歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。2か月前に気付いたという。潰瘍を認め、易出血性である。初診時のエックス線写真(別冊No.22A、B)と生検時の病理組織像(別冊No.22C)とを別に示す。


診断名はどれか。
a 歯原性粘液腫
b エナメル上皮腫
c 粘表皮癌
d 扁平上皮癌
e 骨肉腫
101C6
54歳の男性。口腔内の出血を主訴として来院した。3か月前から自覚していたが放置していたという。診断の結果、動脈内注入化学療法を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.5A)、CT画像(別冊No.5B)、生検時の病理組織像(別冊No.5C)及びカテーテル挿入時の写真G(別冊No.5D)を別に示す。


目標とするのはどれか。
a 上甲状腺動脈
b 顔面動脈
c 後耳介動脈
d 顎動脈
e 後頭動脈
108B39
61歳の女性。下顎右側大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。2か月前から同部の腫脹に気付いていたが放置していたところ、最近65┐の動揺が高度になってきたという。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)、CT (別冊No.00B)及び生検時のH−E 染色病理組織像(別冊No.00C)を別に示す。


診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨肉腫
b 扁平上皮癌
c エナメル上皮腫
d 線維性異形成症
e 慢性下顎骨骨髄炎
109D45
77歳の男性。左側の下顎歯肉の腫脹を主訴として来院した。1か月前から食事の際に接触痛があり、出血がみられることがあるという。特記すべき既往歴はない。頸部リンパ節の腫脹や開口障害はないが左側下唇の知覚鈍麻を認め、腫脹部の頰側には圧痛があり、わずかに硬結を触れる。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)、CT(別冊No.00C)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.00D)を別に示す。


適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 洗 浄
b 抗菌薬投与
c 摘出・掻爬
d 下顎辺縁切除
e 下顎区域切除
110B47
57歳の男性。上顎左側歯肉の腫瘤を主訴として来院した。3か月前に気付いたが、痛みがないためそのままにしていたところ、徐々に大きくなってきたという。鼻漏や頸部リンパ節の腫脹はない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)、CT(別冊No.00C)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.00D)を別に示す。


行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 洗 浄
b 副腎皮質ステロイド軟膏塗布
c 切除・掻爬
d 上顎洞根治術
e 上顎部分切除術
110D7
75歳の男性。下顎左側歯肉の異常を主訴として来院した。1か月前から左側下唇に軽度の知覚鈍麻を自覚するようになったという。既往歴として骨粗鬆症、糖尿病および高血圧症がある。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)、CT(別冊No.00C)及び生検時のH-E染色病理組織像(別冊No.00D)を別に示す。


診断はどれか。1つ選べ。
a 扁平上皮癌
b エナメル上皮腫
c 薬剤関連顎骨壊死
d 慢性化膿性顎骨骨髄炎
e びまん性硬化性顎骨骨髄炎
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