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病態
下顎頭が関節結節を超えて前方に逸脱した状態。
原因
・あくび、大声、歯科治療などの過度な開口
・加齢による顎関節周囲組織の脆弱化
・下顎骨、側頭骨などの外傷
症状
片側性顎関節前方脱臼
・オトガイ部の健側偏位。
・患側鼻唇溝の消失。
・耳前部の陥没と前方での隆起。
・脱臼側の疼痛。
・閉口不能、流涎(よだれ)。
両側性顎関節前方脱臼
・オトガイ部の前方突出
・開咬、閉口不能、流涎
・とくに高齢者では繰り返し脱臼し、習慣性顎関節脱臼に移行することがある。
好発年齢
・ほとんどが高齢者。稀に若い年代でもみられる。
検査所見
画像所見
・側斜位経頭蓋撮影法(Schuller法)など
治療
非観血的治療法
・徒手的整復術:Hippocrates法、Borchers法
・オトガイ帽や歯牙の結紮による顎間固定
・筋弛緩薬併用(整復困難時)
② 観血的治療法:陳旧性の場合に行うことがある。(顎関節制動術など)
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