リウマチ性顎関節炎(2019年11月13日更新)【口腔外科学】



リウマチ性顎関節炎

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病態

関節リウマチと関連した顎関節に発症した炎症。原因は関節滑膜に対する自己免疫の反応。

症状

・関節のこわばりや変形。

・開口障害。

・開閉口時に疼痛。

・耳前部の発赤・腫脹。

・咬合異常(開咬または臼歯部離開)。

顎関節症Ⅳ型との鑑別

リウマチ性顎関節炎ではクレピタス音がみられない。また、血液検査所見から鑑別を行う。

好発年齢・好発部位

・40〜60代の女性。

検査所見

画像所見

・エックス線写真やCTでの骨変形像。

・MRIで関節軟骨や滑膜の炎症性による破壊像。

臨床検査所見

・リウマトイド因子(RF)陽性。

・γーグロブリン値の上昇。

・血中CRPの上昇。

治療

・薬物療法(副腎皮質ステロイド、消炎鎮痛薬、免疫抑制薬)

・外科療法(関節形成術など)

・リハビリテーション

基本、関節リウマチに準じる

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