侵襲性歯周炎(2019年12月26日更新)【歯周病学】



侵襲性歯周炎

急速な歯周組織破壊が特徴的な歯周疾患。全身疾患によるものではない。

特 徴

・急速なアタッチメントロスや骨破壊

・付着プラークの量と疾患の進行程度は相関しない。

・疾患の出現は家族性にみられる。

・発症部位でAggregatibacter actinomycetemcomitansやPorphyromonas ginginvalis が検出される。

症 状

タイトル

限局型:第一大臼歯、切歯に限局。第一大臼歯1 歯を含む2 歯以上の歯にアタッチメントロスがみられる。

広汎型:第一大臼歯や切歯以外の3 歯以上の歯にアタッチメントロスがみられる。

病 因

・限局型:血清抗体価の上昇がみられる。

・広汎型:血清抗体価の上昇がみられない。

好発時期

・限局型:思春期前後に発症

・広汎型: 30 歳以下で発症

治 療

・プラークコントロール

・テトラサイクリンの長期投与

・リコール時の専門的な歯面清掃



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