歯科矯正学:固定(空隙利用のための固定)(計3問)【歯科医師国家試験】(2025年10月9日更新)



空隙利用のための固定

空隙利用のための固定(計3問)

97C72
18歳の女子。前歯部叢生を主訴として来院した。咬合関係はAngleⅠ級、アーチレングスディスクレパンシーは上顎-6.0mm、下顎-8.0mmである。初診時の顔面写真(別冊No.32A)と口腔内写真(別冊No.32B、C、D)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

治療方針で適切なのはどれか。
a 5┴5+5┬5を抜歯後、最小の固定を用いる。
b 4┴4+4┬4を抜歯後、最大の固定を用いる。
c 4┴4+5┬5を抜歯後、相反固定を用いる。
d 非抜歯で上下顎歯列の側方拡大を行う。
e 非抜歯で上下顎歯列の遠心移動を行う。

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105D43
20歳の女性。歯並びが悪いことを主訴として来院した。AngleⅠ級である。下顎のアベイラブルアーチレングスは63.0mm、リクワイアードアーチレングスは77.0 mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.43)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

適切な治療方針はどれか。1つ選べ。
a 44┼44の抜歯後、最大の固定による排列
b 44┼44の抜歯後、最小の固定による排列
c 上下顎歯列弓の側方拡大後、非抜歯による排列
d 上下顎大臼歯の遠心移動後、非抜歯による排列
e 隣接面のストリッピング後、非抜歯による排列

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115C73
抜歯を伴うマルチブラケット装置を用いた矯正歯科治療において、上顎で最大の固定、下顎で最小の固定とするのに用いるのはどれか。2つ選べ。
a Ⅱ級ゴム
b Ⅲ級ゴム
c 交叉ゴム
d ヘッドギア
e チンキャップ

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