先天性外胚葉異形成症の対応(計6問)
107B13
あ3歳の男児。咀嚼障害を主訴として母親と来院した。毛髪は薄く、全身的に皮膚は乾燥している。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。咀嚼機能の改善のために義歯を製作することとした。
あ診療に際して留意すべき事項はどれか。2つ選べ。
a 抑制による骨折
b 診療室の温度調節
c 口腔粘膜への刺激
d 低酸素発作の出現
e 号泣による体調変化
111A71
あ3歳の男児。食事が摂りにくいことを主訴として来院した。まず上顎両側乳前歯の形態修正を行った。その後義歯を装着することとした。初診時の顔貌写真(別冊No.16A)と形態修正後のエックス線画像(別冊No.16B)を別に示す。
あ上顎義歯に関して正しいのはどれか。2つ選べ。
a 顎堤が低く安定しにくい。
b クラスプは鋳造鉤を用いる。
c 装着後は成長とともに作り直す。
d 永久歯の萌出完了後に製作を開始する。
e 乳前歯部の床縁は歯頸部から1mm離す。
111D58
あ4歳の男児。咀嚼困難を主訴として来院した。兄にも同様な歯科的問題があったという。抜歯経験はない。初診時の顔貌写真(別冊No.7A)と口腔内写真(別冊No.7B)を別に示す。
あ診療にあたって留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 座位で行う。
b 薄着を勧める。
c 照明を暗めにする。
d 母子分離を勧める。
e 周囲の音を遮断する。
114C80
あ14歳の男子。食物が噛みにくいことを主訴として来院した。3歳から義歯を使用しており、何度も調整と新製を繰り返しているという。弟にも同様の所見がある。診察の結果、義歯を新製することとした。初診時の口腔内写真{別冊No.36A)とエックス線画像(別冊No.36B)を別に示す。
あ治療に際して特に留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 気道閉塞
b 頸椎脱臼
c 体温上昇
d 下顎骨骨折
e てんかん発作
116B69
あ8歳の男児。歯が生えてこないことを主訴として来院した。毛髪の異常と皮膚の乾燥がみられる。初診時の口腔内写真(別冊No.27A)とエックス線画像(別冊No.27B)を別に示す。
あ適切な治療方針はどれか。2つ選べ。
a 義歯の装着
b 乳歯の早期抜去
c 歯根吸収歯の固定
d 未萌出永久歯の牽引
e 歯冠の形態異常歯の修復
118C2
あ歯科治療の際に室温に配慮すべき先天異常はどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b Crouzon症候群
c 鎖骨頭蓋骨異形成症
d 第一第二鰓弓症候群
e 無汗型外胚葉形成不全


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