【歯科医師国家試験】歯周病学:歯周基本治療 〜 プラークコントロール・SRP 〜(計14問)



スケーリング・ルートプレーニング

96B48
ルートプレーニングの目的はどれか。
(1)象牙細管の閉鎖
(2)歯肉と歯根面の付着
(3)セメント質内内毒素の除去
(4)歯肉の掻爬
(5)歯槽骨の整形
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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100C10
45歳の男性。上顎右側臼歯部の不快感を主訴として来院した。3年前からブラッシング時の出血に気付いていたが、放置していたという。歯周ポケットの深さは3~5mmで、動揺度は0度であった。慢性歯周炎と診断し、口腔清掃指導を行った。初診時と現在の口腔内写真(別冊No.00A、B)を別に示す。

続いて行う処置はどれか。
a スケーリング
b ルートプレーニング
c 歯周ポケット掻爬
d 咬合調整
e 新付着術

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102D35
71歳の女性。歯肉の腫れを主訴として来院した。口腔清掃指導後、下顎前歯のスケーリングを行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

スケーリング後に起こり得るのはどれか。2つ選べ。
a 歯の挺出
b 歯の変色
c 歯肉の退縮
d 象牙質知覚過敏
e 歯の動揺度の増加

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104B38
41歳の女性。下顎前歯部の歯肉の腫れを主訴として来院した。ブラッシング指導に続いて歯肉縁上歯石除去を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

歯石除去後に発現しやすいのはどれか。2つ選べ。
a 歯の動揺
b 歯肉の発赤
c 歯肉の増殖
d 歯の舌側傾斜
e 象牙質知覚過敏症

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106C74
歯周基本治療後にプロービングデプスが減少する理由はどれか。2つ選べ。
a 歯肉炎症の消退
b 付着歯肉幅の減少
c 上皮性付着量の増加
d 接合上皮の根尖側移動
e 結合組織性付着の獲得

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107A130
歯肉縁下スケーリングに用いる器具の写真(別冊No.00)を別に示す。

スケーリング時に歯根面の長軸方向と平行になるのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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107B22
45歳の男性。下顎右側臼歯部の違和感と出血とを主訴として来院した。6┐は打診痛があり、歯髄電気診に反応しなかった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。初診時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周外科治療に先立って行うべき処置はどれか。すべて選べ。
a 抜 髄
b 口腔清掃指導
c 感染根管治療
d ファルカプラスティ
e スケーリング・ルートプレーニング

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109B32
70歳の男性。右側の上顎臼歯部歯肉の出血を主訴として来院した。2年前から自覚していたがそのままにしていたという。歯周基本治療を行った。再評価時のプラークコントロールレコードは45%であった。再評価時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

次に行うのはどれか。2つ選べ。
a フラップ手術
b ブラッシング指導
c 歯肉弁根尖側移動術
d スケーリング・ルートプレーニング
e エナメルマトリックスタンパク質の応用

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110A85
キュレット型スケーラーと歯根の模式図(別冊No.00)を別に示す。

グレーシー型キュレットを使用した適切な歯肉縁下スケーリングを示すのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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110B41
37歳の男性。上顎右側中切歯部のブラッシング時の出血を主訴として来院した。歯周炎と診断し、ブラッシング指導と歯肉縁上スケーリングを行った。処置前と処置3週後の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

1┘部に生じた変化の組合せで最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
ポケット深さ アタッチメントレベル
a 増 加 ————— 増 加
b 不 変 ————— 増 加
c 不 変 ————— 不 変
d 減 少 ————— 不 変
e 減 少 ————— 減 少

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110C70
21歳の男性。上顎中切歯部の歯肉の違和感を主訴として来院した。歯周組織検査後、ブラッシング指導に続いてスケーリング・ルートプレーニングを行った。初診時と再評価時の歯周組織検査結果の一部を表に示す。

治療後の変化の理由として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯肉の退縮
b 歯根膜の再生
c 角化歯肉幅の増大
d 咬合性外傷の改善
e 結合組織性付着の減少

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プラークコントロール

97B37
プラークコントロールで正しいのはどれか。
(1)水流による清掃用具はプラーク除去効果が大きい。
(2)露出歯根面にはフロスを用いる。
(3)バス法は毛束の脇腹を用いる刷掃法である。
(4)歯ブラシの毛先を使う方法はプラーク除去効果が大きい。
(5)消毒薬による洗口はプラークの蓄積を抑制する。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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100C26
29歳の男性。知的障害とけいれん発作とがあり、定期的な口腔管理を希望して母親とともに来院した。初診時の口腔内診査後に歯周疾患の原因、治療および予防方法について母親に説明と指導をし、歯石除去を行った。1か月後の2回目の来院時に下顎左側前歯部歯肉から出血するという。初診時と1か月後の口腔内写真(別冊No.00A、B、C、D)を別に示す。

適切な対応はどれか。
a 歯周外科治療を勧める。
b ナイトガードの装着を勧める。
c 抗菌薬を投与する。
d 再度、ブラッシング指導をする。
e 常用薬の服用を中止させる。

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101C23
60歳の男性。上顎左側臼歯部の違和感を主訴として来院した。5年前から症状に気付いていたという。また人間ドックの検査で、空腹時血糖は150 mg/dl、HbA1Cは6.2%(基準値4.3~5.8%)であったが、特に治療はしていないという。歯周組織検査の結果、└567に3~5mmの歯周ポケットとプロービング時の出血とが認められ、動揺度は0度である。慢性歯周炎と診断した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A、B)とエックス線写真(別冊No.00C)とを別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 口腔清掃指導
b ルートプレーニング
c 咬合調整
d 抗菌薬の局所投与
c 生活習慣改善の指導

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