画像診断:炎症(計13問)
100B64
あ下顎智歯周囲炎が翼突下顎隙から内側翼突筋へ波及し膿瘍形成が疑われる。
あ膿瘍の存在部位の診断に有用な画像検査はどれか。
a パノラマエックス線撮影
b 後頭前頭方向撮影法
c 血管造影法
d MRI
e シンチグラフィ
102D32
あ42歳の男性。開口障害を主訴として来院した。3日前から下顎右側智歯部の疼痛と腫脹とがあるという。開口度は15mmである。初診時のエックス線写真(別冊No.29A)とCT(別冊No.29B、C、D)とを別に示す。
あ開口障害の原因と考えられる筋はどれか。1つ選べ。
a 咬筋
b 顎舌骨筋
c 内側翼突筋
d オトガイ舌筋
e 顎二腹筋前腹
104D5
あ52歳の男性。右側頬部の腫脹と疼痛とを主訴として来院した。3日前から同部が腫脹し、痛みが増大してきたという。初診時のCT(別冊No.5)を別に示す。
あ病変の波及が疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 外側翼突筋
b 咬筋
c 内側翼突筋
d 顎舌骨筋
e 胸鎖乳突筋
105C50
あ下顎の疼痛を訴える患者に対し、下顎骨骨髄炎を疑ったが、パノラマエックス線写真とCTとに骨髄炎の所見はみられなかった。
あ次に行うべき検査はどれか。1つ選べ。
a MRI
b 咬合法
c 超音波検査
d 頭部後前方向撮影
e 側斜位経頭蓋撮影
106C123
あ下顎骨左側に発生した急性骨髄炎のMRI(別冊No.00)を別に示す。
あ病変部の信号強度の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
あT1強調像 脂肪抑制T2強調像
a 高 ————— 高
b 高 ————— 低
c 中 ————— 高
d 低 ————— 高
e 低 ————— 低
106D1
あ63歳の女性。右側頰部腫脹を主訴として来院した。2日前に他院で下顎右側第二大臼歯を抜去し、その後腫脹してきたという。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)とCT(別冊No.00B)とを別に示す。
あ観察できるのはどれか。2つ選べ。
a 咽頭腔の閉塞
b 右側咬筋の腫脹
c 右側顎下腺の腫脹
d 右側内側翼突筋の腫脹
e 右側頰部脂肪層の濃度上昇
108A65
あ急性下顎骨骨髄炎の骨髄におけるMRIの信号強度の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
あT1強調像 脂肪抑制T2強調像
a 低 ------ 低
b 低 ------ 高
c 高 ------ 低
d 高 ------ 高
e 中等度 ---- 中等度
108B27
あ72歳の女性。呼吸困難のため救急車で来院した。1か月前から下顎右側のブリッジの動揺を自覚したが放置していた。3日前から右側顎下部が腫脹しはじめ、前日には自発痛や開口障害が強くなり呼吸困難を自覚してきたという。初診時の顔貌写真(別冊No. 00A)、エックス線写真(別冊No. 00B)及びCT (別冊No. 00C)を別に示す。
あ考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
a 気腫
b 出血
c ガス壊疽
d 脂肪肉腫
e リンパ節炎
109A83
あ25歳の男性。頰部の腫脹、疼痛および鼻閉感があるという。CT(別冊No.00)を別に示す。
あ画像所見はどれか。2つ選べ。
a 骨硬化
b 骨膨隆
c 液体貯留
d 歯根迷入
e 洞粘膜肥厚
110C68
あ右側上顎洞の各種疾患のCT(別冊No.00)を別に示す。
あ皮質骨膨隆を認めるのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
110D49
あ71歳の男性。顔面部の腫脹を主訴として来院した。右側顎下部に有痛性の腫脹を認める。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)、骨表示CT(別冊No.00B)及び造影CT(別冊No.00C)を別に示す。
あ顎下隙に認められるのはどれか。1つ選べ。
a 膿瘍
b 脂肪腫
c 類皮嚢胞
d 含歯性嚢胞
e 転移リンパ節
112C52
あCT(別冊No.5)を別に示す。
あ矢印で示す病変と疾患の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a ア ーーーー 外歯瘻
b イ ーーーー 残留囊胞
c ウ ーーーー 皮下気腫
d エ ーーーー 類骨骨腫
e オ ーーーー 静止性骨空洞
114A24
あ1か月前に下顎第三大臼歯を抜去し、2週前から頬部の腫脹と疼痛を自覚するようになった患者のエックス線画像(別冊No.4A)とCT(別冊No .4B)を別に示す。
あCTで認められる所見はどれか。4つ選べ。
a 咬筋腫大
b 骨膜反応
c 膿瘍形成
d 腐骨形成
e 皮質骨断裂


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