【歯科医師国家試験】歯科放射線学:画像診断 〜 炎症 〜(計18問)



炎症

97D32
16歳の男子。下顎右側大臼歯部の有痛性腫脹を主訴として来院した。6か月前から自発痛を繰り返し、1か月前から歯肉の腫脹を生じたという。初診時のエックス線写真(別冊No.00A、B、C)を別に示す。

認められるのはどれか。2つ選べ。
a セメント質肥大
b 骨梁構造消失
c 骨膜反応
d 腐骨分離
e 骨隆起

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102B69
42歳の男性。下顎右側の疼痛を主訴として来院した。3か月前から同部の疼痛を頻回に自覚し、2週前から頬部の発赤と腫脹とが出現したという。初診時のエッ
クス線写真(別冊No.00)を別に示す。

下顎骨にみられるのはどれか。1つ選べ。
a 小臼歯部の骨折線
b 大臼歯部の骨膜反応
c 下縁皮質骨の消失
d 骨体部の硬化像
e 下顎角部の多房性透過像

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102D32
42歳の男性。開口障害を主訴として来院した。3日前から下顎右側智歯部の疼痛と腫脹とがあるという。開口度は15mmである。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)とCT(別冊No.00B、C、D)とを別に示す。

開口障害の原因と考えられる筋はどれか。1つ選べ。
a 咬 筋
b 顎舌骨筋
c 内側翼突筋
d オトガイ舌筋
e 顎二腹筋前腹

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104D5
52歳の男性。右側頬部の腫脹と疼痛とを主訴として来院した。3日前から同部が腫脹し、痛みが増大してきたという。初診時のCT(別冊No.00)を別に示す。

病変の波及が疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 外側翼突筋
b 咬 筋
c 内側翼突筋
d 顎舌骨筋
e 胸鎖乳突筋

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106A53
慢性骨髄炎のエックス線写真でみられるのはどれか。2つ選べ。
a 骨硬化像
b 腐骨の分離
c 旭日状の骨膜反応
d ナイフカット状の歯根吸収
e 多房性のエックス線透過像

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106C123
下顎骨左側に発生した急性骨髄炎のMRI(別冊No.00)を別に示す。

病変部の信号強度の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
T1強調像    脂肪抑制T2強調像
a 高 ———————— 高
b 高 ———————— 低
c 中 ———————— 高
d 低 ———————— 高
e 低 ———————— 低

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106D1
63歳の女性。右側頰部腫脹を主訴として来院した。2日前に他院で下顎右側第二大臼歯を抜去し、その後腫脹してきたという。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)とCT(別冊No.00B)とを別に示す。

観察できるのはどれか。2つ選べ。
a 咽頭腔の閉塞
b 右側咬筋の腫脹
c 右側顎下腺の腫脹
d 右側内側翼突筋の腫脹
e 右側頰部脂肪層の濃度上昇

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106D30
60歳の女性。下顎左側臼歯部の疼痛を主訴として来院した。3か月前から同部に違和感があり、 1週前から疼痛が徐々に増悪するとともに左側下唇の知覚鈍麻が生じてきたという。体温37.0℃ で、軽度の開口障害を認める。下顎左側臼歯部粘膜にわずかな発赤と腫脹とを認める。初診時の顔貌写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)、CT(別冊No.00C)及び骨シンチグラム(別冊No.00D)を別に示す。

最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 骨肉腫
b 急性骨膜炎
c 急性歯槽骨炎
d 線維性異形成症
e 慢性硬化性骨髄炎

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107B44
72歳の女性。左側下顎部の疼痛を主訴として来院した。6か月前に他院で┌6の抜歯後、鈍痛が持続しているという。最近、同部から排膿があるという。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)とCT(別冊No.00B)とを別に示す。

下顎左側にみられる所見はどれか。2つ選べ。
a 残 根
b 硬化性変化
c 骨皮質の破壊
d 下顎角部の膨隆
e 腐骨様不透過像

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107D45
48歳の女性。上顎左側大臼歯部の疼痛を主訴として来院した。3か月前に同部に痛みを感じ、近医を受診して消炎処置を受けた。一時的に落ち着いたが、最近疼痛が強くなってきたという。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)とCT(別冊No.00B)とを別に示す。

最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 上顎洞癌
b 歯性上顎洞炎
c エナメル上皮腫
d 術後性上顎嚢胞
e 線維性異形成症

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108A65
急性下顎骨骨髄炎の骨髄におけるMRIの信号強度の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
Tl強調像  脂肪抑制T2強調像
a 低------低
b 低------高
c 高------低
d 高------高
e 中等度----中等度

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108B27
72歳の女性。呼吸困難のため救急車で来院した。1か月前から下顎右側のブリッジの動揺を自覚したが放置していた。3日前から右側顎下部が腫脹しはじめ、前日には自発痛や開口障害が強くなり呼吸困難を自覚してきたという。初診時の顔貌写真(別冊No. 00A)、エックス線写真(別冊No. 00B)及びCT (別冊No. 00C)を別に示す。

考えられる疾患はどれか。1つ選べ。
a 気 腫
b 出 血
c ガス壊疽
d 脂肪肉腫
e リンパ節炎

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108D29
70歳の女性。下顎右側大臼歯部の違和感を主訴として来院した。2年前に6┐の抜歯後、疼痛なく経過したが、半年前から同部に骨様の突起物が生じたという。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)、CT(別冊No.00B)及びMRI T1強調像とT2強調像(脂肪抑制なし)(別冊No.00C)を別に示す。

最も考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯牙腫
b 骨肉腫
c 下顎骨骨髄炎
d 骨性異形成症
e セメント芽細胞腫

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108D35
31歳の女性。左側顎関節の疼痛を主訴として来院した。3日前に転倒し、オトガイ部を強打したという。初診時に左側顎関節部の開口時痛を認めた。MRIで左側顎関節部の骨髄に異常は認めず、関節腔に病的な浸出液を認めなかった。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)と左側顎関節部の閉口時MRI(別冊No.00B)を別に示す。

左側顎関節部で考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 関節突起骨折
b 変形性顎関節症
c 感染性顎関節炎
d 外傷性顎関節炎
e 関節円板転位を伴った顎関節症

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109D26
23歳の女性。頸部の腫脹を主訴として来院した。左側の上頸部に有痛性の腫脹を認める。初診時のMRI脂肪抑制T2強調横断像と冠状断像(別冊No.00A)と、ドプラ法による超音波検査横断像(別冊No.00B)を別に示す。

最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 扁桃炎
b 舌下腺炎
c 顎下腺炎
d 耳下腺炎
e リンパ節炎

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110C68
右側上顎洞の各種疾患のCT(別冊No.00)を別に示す。

皮質骨膨隆を認めるのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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110C79
25歳の女性。下顎右側大臼歯部の疼痛を主訴として来院した。1週前から自覚しており、徐々に増悪してきたという。下顎右側臼歯部歯肉に腫脹を認める。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)とCT(別冊No.00B)を別に示す。

最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 歯根嚢胞
b 骨性異形成症
c エナメル上皮腫
d 腺腫様歯原性腫瘍
e 慢性下顎骨骨髄炎

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110D49
71歳の男性。顔面部の腫脹を主訴として来院した。右側顎下部に有痛性の腫脹を認める。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)、骨表示CT(別冊No.00B)及び造影CT(別冊No.00C)を別に示す。

顎下隙に認められるのはどれか。1つ選べ。
a 膿 瘍
b 脂肪腫
c 類皮嚢胞
d 含歯性嚢胞
e 転移リンパ節

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