
先天性小下顎症、最近ではRobin シークエンスという名称も使用されている。
参考となる過去問はこちら
原 因
・ 遺伝的な要因は不明
・子宮内の物理的圧迫に起因すると考えられている。胎児頭位が過度に前屈位にあるなど。
症 状
・舌根沈下、呼吸障害:呼吸障害の結果、二次的な漏斗胸を示す。
・先天性の小下顎症(鳥貌):オトガイ後退とともに舌骨上筋群の脆弱化。
・下顎遠心咬合:相対的な上顎突出
・口蓋裂(軟口蓋裂)
・四肢や耳介奇形
・先天性心疾患
治 療
国家試験レベルでは具体的に覚える必要はないと考えられる。
・就寝時や歯科治療中の舌根沈下には注意する。
・呼吸困難に対して舌前方牽引や気管切開を行うことも。
・小下顎症に対しては、骨延長術や顎矯正手術が行われる。
・口蓋裂や心疾患を合併する場合は、それらの治療が必要となる。
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