【口腔外科学】白板症(2019年11月3日更新)



・WHO分類で前癌病変とされている。日本では5〜10%程度が癌化されるといわれている。

・WHO では均一型と不均一型とに分類され、不均一型が癌化しやすい。

参考となる過去問はこちらから

WHO定義

粘膜上皮の角化異常による白色の板状ないし斑状の病変で、臨床的あるいは病理学的に他のいかなる疾患の特徴も有しないもの

病態

原因

・喫煙や義歯による慢性刺激が誘因となる。

・原因不明がほとんど。

好発年齢・性差・好発部位

・40~60代の男性(とくに喫煙者)

舌縁部や頬粘膜、舌下部、歯肉など。

症状

・一般的に自覚症状はない。

境界明瞭な白斑。形態は平坦なものや粗造なものなどさまざま。

・白斑は擦過しても剥離できない。

・紅斑を伴うものもある。

ワンポイント

白斑を剥離できるかどうかは急性偽膜性カンジダ症との鑑別点です。

検査所見

病理所見

重層扁平上皮の角化の亢進

・顆粒層の明瞭化、有棘細胞層の肥厚、上皮脚の伸長など

上皮性異形成がみられることもある

ワンポイント

扁平苔癬との鑑別点で、上皮下のリンパ球の帯状浸潤はほとんどみられない

治 療

切 除

・凍結療法

・ビタミンA投与

・義歯の刺激が誘因と疑われる場合は義歯調整を行う。



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