
口腔扁平苔癬
上皮下へのリンパ球(T細胞)の帯状浸潤と、上皮層の肥厚または白斑などを特徴とする皮膚・粘膜の角化異常を伴う慢性炎症性病変
参考となる過去問はこちらから
病態
原 因
・原因は未確定
・自己免疫疾患とされる。また、金属アレルギーやホルモンの関与も疑われる。
性差・好発年齢・好発部位
・30〜60代
・男女比は1:2〜3
・頬粘膜に両側性にみられる
症 状
・患部の違和感や接触痛、灼熱感など。
・レース状の白斑が多発性にみられる。
・水疱やびらんや潰瘍を伴う。
検査所見
病理所見
・上皮層の肥厚や萎縮、角化異常、鋸歯状の上皮脚
・基底細胞の液状変性
・上皮下へのリンパ球の帯状浸潤
・上皮下にコロイド体
治 療
・副腎皮質ステロイド局所投与
・金属修復物の除去
・ビタミンA投与(補助的)
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