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病態
歯肉・粘膜が壊死し、深い有痛性の潰瘍を形成する疾患。
原因
・ストレスや抵抗力の低下に伴う Prevotella属やFusobacterium属、Spirochaeta属などの日和見感染と考えられている。
症状
・倦怠感や易疲労感、発熱などの全身疾患。
・歯肉の自発痛、灼熱感、強い接触痛。
・有痛性漬瘍。
・強い口臭。
特徴
・一般的に壊死性潰瘍性歯肉炎から移行する形で壊死性潰瘍性口内炎となる。
壊死性潰瘍性口内炎から、二次感染が生じて歯肉に壊疸をきたした場合は壊疸性口内炎とよぶ
検査所見
病理組織所見
・上皮層から粘膜固有層にかけて深い組織欠損。
・潰瘍の周囲に炎症性細胞浸潤がみられる。
治療
・抗菌薬や鎖痛薬の投与、口腔清掃状態の改善。
・急性症状が改善した後に、プラークコントロールや壊死組織の除去(デブリードマン)、スケーリングを行う。
※種々な細菌感染が考えられるため、副腎皮質ステロイドの投与は避ける。
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