再生不良性貧血(2019年11月5日更新)【口腔外科学】



骨髄の造血機能低下による汎血球減少を伴う貧血

病 態

原 因

①先天性:常染色体劣性遺伝

②後天性:特発性(原因不明)と二次性(薬剤や肝疾患など)

症 状

・貧血の一般症状

・血小板減少による出血傾向(歯肉出血、点状皮下出血など)

・白血球減少による易感染性

検查所見

汎血球減少(赤血球数、白血球数、血小板数の減少)

・正球性正色素性貧血(MCV、MCH、MCHC は正常)

・網赤血球数の減少

・骨髄生検による骨髄低形成

治 療

・軽症:エンドロゲン療法による造血促進

・中等症:免疫抑制療法(シクロスポリンなど)や副腎皮質ステロイドの投与

・重症:骨髄移植

・補助療法:エリスロポエチン投与、血小板輸血など



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