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病態
血管由来の先天性の非上皮性腫瘍。成長過程で生じた血管の異常増殖による腫瘍様病変とも考えられている。また、顎骨に生じたものを顎骨中心性血管腫とも呼ばれる。
血管腫を伴う全身疾患
・Sturge-Weber 症候群
・Kasabach-Merritt 症候群
症状
・弾性軟で暗紫色の腫瘤で波動は触知しない。
・ガラス板などで圧迫すると退色する。
・損傷すると多量出血する。
・病変の部位によっては機能障害や審美障害がみられる。
・中心性血管腫では、顎骨膨隆や羊皮紙様感がみられる。
好発年齢・好発部位
・口腔内では舌や口唇、頬粘膜にみられる。
・まれに顎骨内に生じる。
検査所見
病理組織所見
・血管組織の増殖と拡張がみられる。
・血管内には赤血球がみえる。
・静脈石がみられることがある。
画像所見
・T2強調MRIで高信号領域。
・類円形で不透過像の静脈石がみられることがある。
治療
・比較的病変が小さい場合には外科的切除を行う。(大量出血に注意)
・その他、梱包療法、凍結療法、レーザー療法
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