結核症(2019年11月26日更新)【口腔外科学】



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病態

Mycobacterium tuberculosis (抗酪菌の1つ)の感染にり特徴的な症状・所見を示す特異性炎。

症状

・全身的な発熱と咳。

・顎口腔領域では結核性潰瘍(穿掘性潰瘍)と頸部リンバ節腫脹(数珠状腫脹)

・肺に初発病変がみられる。

・口腔の結核は肺や消化器の結核から歯周ポケットなどの二次感染でみられることが多い。

・頸部リンパ節に結核結節がみられる場合、結核性リンバ節炎とよばれる。

検査所見

病理組織所見

・結核結節:中央部の乾酪壊死巣と周囲をとり囲む類上皮細胞、Langhans型巨細胞など

画像所見

・胸部エックス線写真で肺に広範囲にみられる粒状不透過像。

臨床検査所見

・CRP陽性。

・赤沈亢進。

・ツベルクリン反応陽性。

・Ziehl-Neelsen染色。

・PCR法による結核菌の同定。

治療

・抗結核薬の多剤併用療法。

イソニアジド、リファンピシン、ピラジナミド

BCGワクチン接種による発症予防(ツベルクリン陰性の場合)

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