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病態
自己免疫により全身の血管や結合組織に炎症症状がみられる膠原病。原因の詳細は不明だが、遺伝的要因などを含む多因子で発症すると考えられている。
膠原病
自己免疫疾患のなかで結合組織が自己免疫によってフィブリノイド変性をきたした症候群。
症状
・血管炎による皮膚の紅斑など
・ロ腔粘膜のびらんや潰瘍。
・腎障害:多くがネフローゼ症候群に移行する。
・関節リウマチを合併した場合に関節炎がみられる。
Raynaud (レイノー)現象
寒冷下や振動で血管が攣縮し、手指が白色、紫色に変化する現象。
好発年齢・好発部位
・膠原病の中では関節リウマチの次に多い。
・20~40 代の女性。
・男女比は約1:9。
検査所見
臨床検査所見
・リウマトイド因子(RF)陽性
・抗核抗体(とくに抗Sm抗体、抗DNA抗体)陽性
・血清γ-グロブリン値上昇
・炎症所見:CRP陽性、赤沈亢進
・血小板数、白血球数、赤血球数の減少
治療
・副腎皮質ステロイド長期投与。
・症状によっては免疫抑制剤を投与。
・関節痛に対しはNSAIDsの投与。
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