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病態
弱い刺激により皮膚や粘膜に水疱を生じる遺伝性疾患。原因は型によって常染色体優性遺伝、または常染色体劣性遺伝。
分類
・単純型:常染色体優性遺伝。水疱が主体
・接合部型:常染色体劣性遺伝。水疱に加え歯の形成不全を伴う
・優性栄養障害型:常染色体優性遺伝。
・劣性栄養障害型:常染色体劣性遺伝。水疱に加え歯の形成不全を伴う
症状
全身所見
・刺激により皮膚、粘膜に水疱やびらんが生じる。
・生じた水疱やびらんは瘢痕治癒を繰り返す。
・栄養不良になりやすく、成長発育が遅延する。
・爪が萎縮や消失する。
口腔所見
・口腔粘膜の水疱、びらんが著明である。
・皮膚や粘膜の瘢痕萎縮がみられ、開口障害が生じる。
・口腔前庭が浅く、舌の癒着がみられる。
・口蓋ヒダが消失することもある。
・エナメル質形成不全を伴うことが多い。
・う触が多発する。
治療
・水疱内容液の吸引やガーゼなどの貼付。
・感染予防。
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