歯科矯正学:外科的矯正治療 〜 術前矯正 〜(計9問)【歯科医師国家試験】(2025年11月11日更新)



術前矯正(計13問)

95C69
20歳の男性。下顎の突出を主訴として来院した。初診時の顔面写真(別冊No.27A)、口腔内写真(別冊No.27B、C)および頭部エックス線規格写真(別冊No.27D)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

下顎枝矢状分割術によって外科的矯正治療を行う場合、適切な術前処置はどれか。
(1)上顎前歯の舌側傾斜移動
(2)上顎第一小臼歯の抜去
(3)下顎前歯の舌側傾斜移動
(4)下顎第一小臼歯の抜去
(5)下顎第三大臼歯の抜去
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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99C75
22歳の男性。下顎の左方偏位による審美障害を主訴として来院した。アーチレングスディスクレパンシーは、上顎-1mm、下顎-2mmである。外科的矯正治療を行うことにした。初診時の顔面写真(別冊No.33A、B)と口腔内写真(別冊No.33C、D、E、F、G)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

 

術前矯正で行うのはどれか。2つ選べ。
a 叢生の改善
b 上顎切歯の舌側移動
c 下顎切歯の舌側移動
d 上下顎歯列正中線の一致
e AngleⅠ級の大臼歯関係の確立

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100B60
性反対咬合の外科的矯正治療で術前矯正の目的はどれか。
a オーバーバイトの改善
b オーバージェットの改善
c 上下顎歯列正中線の一致
d AngleⅠ級の大臼歯関係の確立
e デンタルコンペンセーションの除去

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102D38
29歳の女性。反対咬合による咀嚼障害を主訴として来院した。外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.35A)と口腔内写真(別冊No.35B)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

術前矯正治療で行うのはどれか。1つ選べ。
a 上顎切歯の圧下
b 上顎切歯の舌側傾斜
c 下顎切歯の唇側傾斜
d 上顎歯列正中線の左方移動
e 下顎歯列正中線の右方移動

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103D33
16歳の女子。下顎の左方偏位を主訴として来院した。アーチレングスディスクレパンシーは上顎−4mm、下顎−2mmである。外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.33A)と口腔内写真(別冊No.33B)とを別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。


術前矯正治療で行うのはどれか。すべて選べ。
a 叢生の改善
b 上顎切歯の舌側傾斜
c 下顎切歯の唇側傾斜
d 下顎歯列正中線の右方移動
e 左側臼歯部交叉咬合の改善

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106C114
骨格性反対咬合の外科的矯正治療における術前矯正の治療目標はどれか。2つ選べ。
a 上下顎前歯歯軸の改善
b 上下顎歯列弓形態の調和
c 上下顎歯列正中線の一致
d オーバージェットの改善
e 上下顎骨の位置関係の改善

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108D42
19歳の女性。反対咬合を主訴として来院した。診断の結果、外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.00A)、口腔内写真(別冊No.00B)及びエックス線写真(別冊No.00C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

術前矯正治療の目標として適切なのはどれか。2つ選べ。
a Speeの彎曲の平坦化
b 緊密な咬頭嵌合の確立
c 上顎切歯の口蓋側傾斜
d 上下顎歯列正中線の一致
e AngleⅠ級の大臼歯関係の確立

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110B7
20歳の女性。咀嚼障害を主訴として来院した。外科的矯正治療を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

術前矯正治療の目標として適切なのはどれか。1つ選べ。
a 下顎前歯の唇側傾斜
b 下顎大臼歯の遠心移動
c 上顎歯列弓の側方拡大
d オーバージェットの改善
e AngleⅠ級の咬合関係の獲得

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112B82
26 歳の女性。下顎の前突と顔のゆがみを主訴として来院した。下顎枝矢状分割術による外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No. 30 A)、口腔内写真(別冊No. 30B)及びエックス線画像(別冊No. 30C)を別に示す。セファロ分析の結果と正面頭部エックス線規格写真のトレース図を示す。

術前矯正治療における治療方針の組合せで適切なのはどれか。1つ選べ。

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113D79
20歳の女性。受け口を主訴として来院した。検査の結果、顎矯正手術による下顎の後方移動を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.27A)、口腔内写真(別冊No.27B)及びエックス線画像(別冊No.27C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

術前矯正治療で行うのはどれか。2つ選べ。
a 上顎歯列の空隙閉鎖
b 下顎前歯の舌側傾斜
c 緊密な咬頭嵌合の獲得
d 下顎歯列正中と顔面正中の一致
e 上下顎歯列弓形態の不調和の改善

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115A58
23歳の女性。顔のゆがみを主訴として来院した。診断をした結果、外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.19A)、口腔内写真(別冊No.19B)及びエックス線画像(別冊No.19C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

術前矯正治療で行うのはどれか。2つ選べ。
a 叢生の改善
b 臼歯部交叉咬合の改善
c 上下顎歯列正中線の一致
d AngleI級の大臼歯関係の確立
e 上下顎歯列弓形態の不調和の改善

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116A34
19歳の女性。下顎の前突感と前歯で咬みにくいことを主訴として来院した。診断をした結果、外科的矯正治療を行うこととした。初診時の顔面写真(別冊No.6A)、口腔内写真(別冊No.68)及びエックス線画像(別冊No.6C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

術前矯正治療で行うのはどれか。3つ選べ。
a Spee彎曲の平坦化
b 上下顎第一大臼歯の近遠心的関係の改善
c アーチレングスディスクレパンシーの改善
d 上顎切歯のデンタルコンペンセーションの除去
e 下顎切歯のデンタルコンペンセーションの除去

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118A55(解答なし)
16歳の女子。顔の歪みを主訴として来院した。出生時に先天性疾患の診断を受けている。2」、「5に欠如歯を認める。Arch length discrepancyは上顎-5mm、下顎-2mmであった。重度の顔面非対称と診断し、外科的矯正治療を行うこととした。上顎はLe FortI型骨切り術で咬合平面の傾きを是正し、下顎は右側に下顎枝矢状分割術、左側に骨延長術を行う予定とした。初診時の顔面写真(別冊No.14A)、口腔内写真(別冊No.14B)及び3D-CT(別冊No.14C)を別に示す。セファロ分析の結果を図に示す。

術前矯正治療で行うのはどれか。2つ選べ。
a 下顎右側臼歯の挺出
b 下顎左側臼歯の頬側傾斜
c 上顎右側臼歯の舌側傾斜
d 非抜歯による歯列のレベリング
e └4、5┐の抜歯による歯列のレベリング

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