エナメル質形成不全(計9問)
103D26
あ12歳の男児。前歯部の審美障害を主訴として来院した。乳歯列期にはみられなかったが、永久歯萌出時から着色はみられたという。初診時の口腔内写真(別冊No.26)を別に示す。
あ原因が生じた時期はどれか。1つ選べ。
a 生後3か月ころ
b 生後10か月ころ
c 1歳6か月ころ
d 3歳ころ
e 5歳ころ
107B31
あ7歳の女児。上顎切歯の異常を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。
あ原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 習慣性開口
b 常染色体遺伝
c 先行乳歯の外傷
d ビタミンKの欠乏
e 高濃度フッ素の摂取
108A78
あ永久歯エナメル質の形成不全の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 麦茶の常飲
b ビタミンKの欠乏
c フッ化物の長期過剰摂取
d ポルフィリンの代謝異常
e 血中ビリルビン濃度の増加
108C45
あ8か月の乳児。心疾患、聴力障害および白内障の三徴候を有し、下顎乳中切歯にエナメル質減形成がみられる。
あ母親が妊娠中に罹患したと考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 腎 炎
b 風 疹
c 糖尿病
d B型肝炎
e 再生不良性貧血
110B20
あ9歳の男児。歯の審美不良を主訴として来院した。色調と粗造感は萌出時から変化していないという。軽度の冷温痛がみられるが、自発痛はない。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。
あ考えられる原因はどれか。1つ選べ。
a 熱性疾患
b 遺伝性疾患
c ビタミンK欠乏
d フッ化物の過剰摂取
e 炭酸飲料水の頻回摂取
111B68
あ15歳の女子。飲水時の上顎臼歯部における疼痛を主訴として来院した。歯の表面性状は萌出してから変化はないという。皮膚に異常は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線画像(別冊No.9B)を別に示す 。
あ診断名はどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b 歯のフッ素症
c 先天性表皮水疱症
d エナメル質形成不全症
e 先天性外胚葉異形成症
111D53
あ6歳の女児。下顎両側第一大臼歯の冷水痛を主訴として来院した。萌出時から歯の形成不全が認められたという。初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線画像(別冊No. 5B)を別に示す。
あ保護者への説明で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 「歯の根が短くなる可能性があります」
b 「抗菌薬が歯の質に影響した可能性があります 」
c 「血縁者に同様の症状がみられる場合があります」
d 「歯磨きが不十分なためむし歯になり始めています」
e 「飲料水のフッ化物濃度が影響した可能性があります」
115A36
あ10歳の女児。定期的な口腔管理を希望して来院した。全顎的な歯の色調異常に気付いていたが症状はなかったためそのままにしていたところ、7歳ころから永久歯に冷水痛を認めたため他院で修復治療を受けたという。初診時の口腔内写真(別冊No.8A)とエックス線画像(別冊No.8B)を別に示す。
あ考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 骨形成不全症
b 歯のフッ素症
c 象牙質形成不全症
d エナメル質形成不全症
e 低フォスファターゼ症
116A71
あ2歳の男児。歯の色調と形の異常を主訴として来院した。萌出した時から異常がみられ、冷たいものを飲むと嫌がるという。初診時の口腔内写真(別冊No.25A)とエックス線画像(別冊No.25B)を別に示す。
あ歯の異常の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 外 傷
b 遺伝子変異
c 口腔清掃不良
d 哺乳瓶の長期使用
e フッ化物の過剰摂取


コメントを残す