口腔外科学:軟組織の損傷:処置(計10問)【歯科医師国家試験】(2025年12月14日更新)



軟組織の損傷:処置(計10問)

95D45
32歳の男性。右側下唇部の損傷を主訴として来院した。1時間前に転倒し、机の角に強打したという。受傷後意識障害はない。初診時の顔面写真(別冊No.21)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 輸 血
b 副腎皮質ステロイド薬投与
c 抗菌薬投与
d 止血薬投与
e 創部縫合

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97D31
34歳の男性。左側頬部の疼痛を主訴として来院した。昨夜、食事中に左側頬粘膜を強く噛んでしまったという。初診時の口腔内写真(別冊No.6 )を別に示す。

適切な対応はどれか。
(1)咬合状態のチェック
(2)含嗽薬の投与
(3)抗菌薬の投与
(4)止血薬の投与
(5)縫合
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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102A91
顔面打撲時に冷罨法を行う目的はどれか。2つ選べ。
a 疼痛の緩和
b 腫脹の抑制
c 代謝の亢進
d 筋緊張の緩和
e 壊死組織の吸収促進

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102D5
20歳の男性。左側上唇の裂傷を主訴として来院した。30分前に自転車で転倒したという。歯、骨および全身状態に異常は認められないため、裂創の処置を行うこととした。局所洗浄後の創部の写真(別冊No.4A、B)を別に示す

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 口唇動脈結紮
b ドレーン留置
c 筋層粘膜縫合
d スキンテープ貼付
e 医療用接着剤使用

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102D9
生後11か月の乳児。口蓋部からの出血を主訴として来院した。30分前に箸をくわえたまま転倒したという。箸の破損はなく、創部からの出血も止まっていた。全身状態に異常所見はみられない。全身麻酔下で処置を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No.7)を別に示す。矢印は創部を示す。

まず行うのはどれか。1つ選べ。
a 縫合
b 掻爬
c 粘膜下剥離
d デブリドマン
e 創の深さの確認

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104B32
34歳の男性。上唇の裂創を主訴として来院した。2時間前に転倒し顔面を強打した。受傷時に他部位の打撲や意識障害はみられなかったという。直ちに創部を縫合することとした。初診時の顔貌写真(別冊No.31)を別に示す。

処置に際し必要なのはどれか。2つ選べ。
a 筋肉の縫合
b 神経の縫合
c 粘膜の移植
d 動脈の吻合
e 赤唇縁の回復

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107B38
78歳の女性。顔面の疼痛を主訴として来院した。2時間前に自宅で転倒して顔面をぶつけたという。初診時の顔貌写真(別冊No.00)を別に示す。

皮膚に対する適切な処置はどれか。1つ選べ。
a コラーゲン膜の縫着
b 次亜塩素酸による消毒
c ミコナゾール硫酸塩の塗布
d 乾ガーゼによるドレッシング
e ハイドロコロイド材による被覆

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107C47
下顎歯肉部の外傷にて来院した7歳の女児の口腔内写真(別冊No.5)を別に示す。

この裂創に対してまず行うべき対応はどれか。2つ選べ。
a 顎間固定
b 真皮縫合
c 抗菌薬の投与
d デブリードマン
e 人工真皮の貼付

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108D1
13歳の男子。顔面の外傷で来院した。クラブ活動中に運動場で転倒したという。術中の口腔外写真(別冊No.00)を別に示す。

一次止血とともに行う処置はどれか。1つ選べ。
a 縫合
b デブリードマン
c 局所止血材の塡塞
d 組織接着材の塗布
e 皮膚接合用テープによる固定

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116C68
ハイドロコロイド材で創面を被覆する目的はどれか。3つ選べ。
a 止 血
b 乾燥防止
c 殺菌作用
d 再生上皮の保護
e 瘢痕形成の抑制

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