【歯科医師国家試験】口腔外科学:損傷

口腔外科の損傷の分野です。

卒業試験や進級試験に向けて、骨片の偏位に関する内容は必須なので、マスターしたいところです。また、臨床実地問題に関しては正中の偏位があるかないかで顎間固定することころもポイントです。

【一般問題】

96D4
19歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。転倒しオトガイ部を強打したという。エックス線写真で下顎正中部に骨折線を認める。
まず行うべき対応はどれか。
a 経過観察
b 咬合調整
c スプリント療法
d オトガイ帽法
e ゴム牽引による整復

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96D22
正しい組合せはどれか。
a 下顎体部骨折────舌根沈下
b Le FortⅡ型骨折───頬部知覚異常
c 頬骨骨折──────顎関節異常
d 眼窩底骨折─────眼裂拡大
e 鼻骨骨折──────副鼻腔炎

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97D4
左側下顎角部骨折の場合、小骨片である下顎枝が偏位する方向はどれか。
a 前内上方
b 前内下方
c 前外上方
d 後内下方
e 後外上方

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98D15
11歳の男児。転倒しオトガイ部を打撲して来院した。オトガイ部と両側耳前部に腫脹と圧痛とがあり開咬状態を呈している。
疑われるのはどれか。
(1)下顎骨正中部骨折
(2)関節突起骨折
(3)頬骨弓骨折
(4)筋突起骨折
(5)Le FortⅠ型骨折
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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99D22
下顎が右側へ偏位するのはどれか。
a 右側下顎頭肥大
b 右側下顎頸部骨折
c 右側筋突起骨折
d 右側顎関節前方脱臼
e 右側化膿性顎関節炎

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99D28
正しいのはどれか。
(1)複雑骨折は骨折線が数本ある。
(2)筋突起骨折は咬合異常を起こす。
(3)若木骨折は不完全骨折である。
(4)直達骨折は外力の作用部に生じたものである。
(5)Le FortⅠ型骨折は骨折線が涙骨を通る。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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100B63
関節突起頸部骨折の臨床的特徴はどれか。
a 頬部の打撲による直達骨折である。
b 両側性骨折が多い。
c 複雑骨折が多い。
d オトガイ部が健側に偏位する。
e 下顎頭の内前方転位を伴う。

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102A71
下唇・オトガイ部の知覚麻痺が生じるのはどれか。すべて選べ。
a 顎関節脱臼
b 下顎角部骨折
c 下顎智歯周囲炎
d 慢性下顎骨骨膜炎
e 急性下顎骨骨髄炎

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102A91
顔面打撲時に冷罨法を行う目的はどれか。2つ選べ。
a 疼痛の緩和
b 腫脹の抑制
c 代謝の亢進
d 筋緊張の緩和
e 壊死組織の吸収促進

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103C59
無歯顎の下顎骨体部骨折の治療法はどれか。すべて選べ。
a 囲繞結紮
b 線副子固定
c 床副子固定
d オトガイ帽装着
e 金属プレート固定

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104C128
下顎骨骨折の治療に金属プレートを用いる理由はどれか。2つ選べ。
a 血腫の予防
b 骨片の安静
c 咀嚼の早期回復
d 腫脹の早期消退
e 顎骨壊死の防止

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105A105
我が国で、競技中にスポーツマウスガードの装着が競技団体によって義務付けられているのはどれか。2つ選べ。
a 野球
b サッカー
c ボクシング
d バスケットボール
e アメリカンフットボール

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106A91
両側関節突起骨折において保存療法と比較した外科療法の特徴はどれか。2つ選べ。
a 関節痛が改善する。
b 感染リスクが低い。
c 顎間固定期間が短い。
d 偏位骨片を整復できる。
e 開口訓練の必要がない。

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106C61
下顎骨骨折の特徴はどれか。2つ選べ。
a 筋突起は好発部位である。
b 関節突起では直達骨折が多い。
c 下顎枝部では複雑骨折が多い。
d 正中部では骨片呼吸がみられる。
e 大臼歯部では下唇の知覚麻痺がみられる。

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108C65
頰骨弓単独骨折の症状はどれか。2つ選べ。
a 複視
b 開口障害
c 咬合の異常
d 咀嚼時の疼痛
e 口唇の知覚異常

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109C115
頭蓋底骨折に起因するのはどれか。1つ選べ。
a 髄液漏
b 唾液瘻
c 嚥下障害
d 開口障害
e 舌根沈下

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110A47
8歳の男児。外傷予防のためのマウスガード製作を希望して来院した。上顎両側第一大臼歯の咬合面齲蝕と上顎前突が認められる。
装置製作にあたり留意すべき事項で誤っているのはどれか。1つ選べ。
a 上顎に装着する。
b 齲蝕治療後に製作する。
c 成長に合わせて作り替える。
d 不正咬合の治療を優先する。
e 萌出途上歯をリリーフする。

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【臨実問題】

96D50
17歳の男子。口腔出血を主訴として来院した。本日バイクを運転中に受傷し、救急病院で応急処置を受けたという。412┤の脱落を認める。来院時の口腔内写真(別冊No.00)とエックス線写真(別冊No.00)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 損傷粘膜の縫合
b 32┘+1┬12の歯髄処置
c 32┘+1┬12の抜歯
d 412┤部の歯槽整形
e 骨片の整復固定

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96D54
33歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。2日前、左側下顎部を殴打され、噛み合わなくなったという。全顎的な歯の動揺が認められる。初診時の口腔内写真(別冊No.00)とエックス線写真(別冊No.00)とを別に示す。

整復後の固定法で適切なのはどれか。
a 連続歯牙結紮による顎間固定
b 床副子による顎間固定
c 骨ネジによる顎内固定
d プレートによる顎内固定
e 骨釘による顎外固定

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97D30
46歳の男性。開口障害を主訴として来院した。3週前に顔面部を殴打されたという。初診時の開口域は20mmであった。初診時の顔貌写真(別冊No.00)とエックス線写真(別冊No.00)とを別に示す。

適切な対応はどれか。
a 経過観察
b 開口訓練
c 筋弛緩薬の投与
d スプリントの装着
e 観血的整復固定

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97D31
34歳の男性。左側頬部の疼痛を主訴として来院した。昨夜、食事中に左側頬粘膜を強く噛んでしまったという。初診時の口腔内写真(別冊00)を別に示す。

適切な対応はどれか。
(1)咬合状態のチェック
(2)含嗽薬の投与
(3)抗菌薬の投与
(4)止血薬の投与
(5)縫合
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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98D36
2歳の女児。下顎部の異常を主訴として来院した。昨日、オトガイ部を強打したという。初診時の顔貌写真(別冊No.00)とエックス線写真(別冊No.00)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 歯牙結紮による固定
b 金属プレートによる固定
c 線副子による顎間固定
d オトガイ帽による固定
e 囲繞結紮による固定

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101C17
25歳の男性。開口時の疼痛を主訴として来院した。2日前、自転車で走行中に転倒し顔面部を強打したという。観血的整復固定手術を計画した。初診時のエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。

整復固定を行わない場合に起こり得る後遺障害として、説明が必要なのはどれか。2つ選べ。
a 難聴
b 嗅覚障害
c 下顎後退
d 複視
e 開咬

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101C29
20歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。昨日自転車で走行中、側溝に転落したという。初診時のエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。

骨片の偏位に関与している筋はどれか。2つ選べ。
a 顎舌骨筋
b 舌骨舌筋
c 茎突舌骨筋
d 内側翼突筋
e オトガイ舌筋

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101C49
67歳の男性。オトガイ部の知覚鈍麻を主訴として来院した。2日前に下顎右側を殴打されたという。初診時のエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。

最も適切な治療はどれか。
a 顎間固定
b 囲繞結紮
c 金属線骨縫合
d チンキャップ装着
e 金属プレート固定

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102C44
67歳の女性。開口障害を主訴として来院した。6日前に転倒し、オトガイ部を
強打した直後から右側顎関節部の疼痛と開口障害とが出現したという。来院時、疼
痛はほぼ消失し、咬合時の下顎の偏位はない。初診時の口腔内写真(別冊No.00)
とエックス線写真(別冊No.00)とを別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 開口訓練
b 顎間固定
c 金属プレートによる固定
d スプリントによる咬合挙上
e キルシュナー鋼線による固定

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102D1
1歳6か月の男児。摂食障害を主訴として来院した。2日前に階段から落ちオトガイ部を強打したという。全身状態に異常はない。初診時の口腔内写真(別冊No.00)とエックス線写真(別冊No.00)とを別に示す。

治療法の選択に当たり考慮するのはどれか。2つ選べ。
a 骨密度
b 弄舌癖
c 骨片の偏位
d 永久歯胚の位置
e 舌小帯の付着位置

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102D5
20歳の男性。左側上唇の裂傷を主訴として来院した。30分前に自転車で転倒したという。歯、骨および全身状態に異常は認められないため、裂創の処置を行うこととした。局所洗浄後の創部の写真(別冊No.00)を別に示す。

次に行うのはどれか。1つ選べ。
a 口唇動脈結紮
b ドレーン留置
c 筋層・粘膜縫合
d スキンテープ貼付
e 医療用接着剤使用

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102D9
生後11か月の乳児。口蓋部からの出血を主訴として来院した。30分前に箸をくわえたまま転倒したという。箸の破損はなく、創部からの出血も止まっていた。全身状態に異常所見はみられない。全身麻酔下で処置を行うこととした。術中の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。矢印は創部を示す。
まず行うのはどれか。1つ選べ。
a 縫合
b 掻爬
c 粘膜下剥離
d デブリドマン
e 創の深さの確認

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102D22
70歳の女性。咀嚼時に上顎義歯が脱落しやすいことを主訴として来院した。1か月前に転倒し、オトガイ部を打撲したという。初診時のエックス線写真(別冊No.00)、処置後の口腔内写真(別冊No.00)及び義歯の写真(別冊No.00)を別に示す。
処置の根拠はどれか。1つ選べ。

a 下顎の偏位
b 人工歯の咬耗
c 床内面の不適合
d 咬合高径の低下
e 床外形線の不良

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103D6
68歳の男性。顔面の打撲を主訴として来院した。昨夜、階段から転落して顔面を強打し鼻血が出たという。咬合に異常は認めないが開口障害を認める。初診時のCT(別冊No.00)、治療に使用する器具(別冊No.00)及び切開線部位の図(別冊No.00)を別に示す。

この器具を使用する際の切開線はどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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104B32
34歳の男性。上唇の裂創を主訴として来院した。2時間前に転倒し顔面を強打した。受傷時に他部位の打撲や意識障害はみられなかったという。直ちに創部を縫合することとした。初診時の顔貌写真(別冊No.00)を別に示す。

処置に際し必要なのはどれか。2つ選べ。
a 筋肉の縫合
b 神経の縫合
c 粘膜の移植
d 動脈の吻合
e 赤唇縁の回復

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104D47
20歳の男性。上顎左側小臼歯部の疼痛を主訴として来院した。てんかん発作で転倒し、下顎を強打したという。初診時の口腔内写真(別冊00)を別に示す。

疑われる打撲部位はどれか。1つ選べ。
a 下顎正中部
b 右側下顎枝部
c 左側下顎枝部
d 右側下顎下縁部
e 左側下顎下縁部

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105B39
35歳の男性。右側頬部の疼痛を主訴として来院した。昨日、オートバイで塀に激突し、顔面を強打したという。初診時のエックス線写真(別冊No.00)とCT(別冊No.00)とを別に示す。

骨折部位はどれか。2つ選べ。
a 下顎頭
b 頬骨弓
c 鼻中隔
d 上顎洞前壁
e 蝶形骨翼状突起

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105D2
17歳の男子。開口時の疼痛を主訴として来院した。昨夜、下顎を殴打されたという。全身状態に異常はない。初診時の顔貌写真(別冊No.00)、口腔内写真(別冊No.00)及びエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。
★(問題番号で写真検索時、異なる問題の写真が呼び出される。注意。)
治療として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 囲繞結紮
b 顎内固定
c 線副子の装着
d 耳前部の切開
e パンピングマニピュレーション

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106A117
14歳の男子。下顎前歯部の外傷に対して線副子を用いた固定を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00)、徒手整復後の口腔内写真(別冊No.00B)及び線副子の写真(別冊No.00)を別に示す。

線副子の設定で最も適切なのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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106B38
76歳の女性。下顎の腫脹を主訴として来院した。昨夜転倒して受傷したという。全身状態は良好である。既往歴として高血圧と糖尿病とがあり、血圧は130/87mmHg、HbA1Cは6.0%である。初診時のエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。

適切な治療法はどれか。2つ選べ。
a 線副子を用いた顎間固定
b 床副子を用いた囲繞結紮
c 金属プレートによる固定
d ワイヤーによる懸垂固定
e 遊離骨移植による再建固定

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106B46
8歳の女児。開口時の右側への偏位を主訴として来院した。階段で転倒して顎を打ってから開口時に痛みがあるという。クリック音を認めない。初診時のエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 開口訓練
b 下顎頭切除術
c 観血的整復固定
d 顎関節腔内洗浄
e チンキャップ装着

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107B38
78歳の女性。顔面の疼痛を主訴として来院した。2時間前に自宅で転倒して顔面をぶつけたという。初診時の顔貌写真(別冊No.00)を別に示す。

皮膚に対する適切な処置はどれか。1つ選べ。
a コラーゲン膜の縫着
b 次亜塩素酸による消毒
c ミコナゾール硫酸塩の塗布
d 乾ガーゼによるドレッシング
e ハイドロコロイド材による被覆

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107C47
下顎歯肉部の外傷にて来院した7歳の女児の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

この裂創に対してまず行うべき対応はどれか。2つ選べ。
a 顎間固定
b 真皮縫合
c 抗菌薬の投与
d デブリードマン
e 人工真皮の貼付

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108D1
13歳の男子。顔面の外傷で来院した。クラブ活動中に運動場で転倒したという。術中の口腔外写真(別冊No.00)を別に示す。

一次止血とともに行う処置はどれか。1つ選べ。
a 縫合
b デブリードマン
c 局所止血材の塡塞
d 組織接着材の塗布
e 皮膚接合用テープによる固定

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109B37
19歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。昨日、野球の練習中にボールが顎に当たったという。初診時のエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。

この外傷に伴う神経麻痺の診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 味覚検査
b 触覚検査
c Saxonテスト
d 二点識別検査
e プリックテスト

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109C94
下顎骨骨折の手術中の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

この骨接合プレート材料の利点はどれか。1つ選べ。
a 耐熱性が高い。
b 骨伝導性がある。
c 力学的強度が高い。
d 除去手術が不要である。
e 組織の色調と鑑別しやすい。

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109C127
21歳の男性。顔面の外傷で来院した。タクシー乗車中に自動車事故に遭い、前席のシートで顔面を強打したという。初診時の口腔外写真(別冊No.00)を別に示す。

矢印で示す上唇の創はどれか。1つ選べ。
a 咬創
b 挫創
c 刺創
d 切創
e 裂創

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110B32
73歳の女性。左側耳前部の疼痛を主訴として来院した。昨夜、階段から転落してオトガイ部を強打したという。初診時のエックス線写真(別冊No.00)を別に示す。

適切な治療はどれか。2つ選べ。
a 小骨片の除去
b 線副子を用いた顎間固定
c ヒポクラテス法による整復
d 金属プレートによる整復固定
e 現有義歯の装着とオトガイ帽による固定

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110C36
64歳の男性。顔面の外傷で来院した。エックス線検査で顎顔面骨骨折はみられなかった。初診時の顔貌写真(別冊No.00)を別に示す。

損傷した可能性が高いのはどれか。2つ選べ。
a 口輪筋
b 鼻涙管
c 口角挙筋
d 上唇動脈
e 鼻口蓋神経

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110C127
左眼と切開線の模式図(別冊No.00)を別に示す。

この切開線が適応となる骨折の部位はどれか。1つ選べ。
a 鼻骨
b 眼窩底
c 頰骨弓
d 前頭頰骨縫合
e 前頭上顎縫合

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