下顎骨の骨折の特徴(計11問)
97D4
あ左側下顎角部骨折の場合、小骨片である下顎枝が偏位する方向はどれか。
a 前内上方
b 前内下方
c 前外上方
d 後内下方
e 後外上方
98D15
あ11歳の男児。転倒しオトガイ部を打撲して来院した。オトガイ部と両側耳前部に腫脹と圧痛とがあり開咬状態を呈している。
あ疑われるのはどれか。
(1)下顎骨正中部骨折
(2)関節突起骨折
(3)頬骨弓骨折
(4)筋突起骨折
(5)Le FortⅠ型骨折
a (1)、(2) b (1)、(5) c (2)、(3) d (3)、(4) e (4)、(5)
99D22
あ下顎が右側へ偏位するのはどれか。
a 右側下顎頭肥大
b 右側下顎頸部骨折
c 右側筋突起骨折
d 右側顎関節前方脱臼
e 右側化膿性顎関節炎
100B63
あ関節突起頸部骨折の臨床的特徴はどれか。
a 頬部の打撲による直達骨折である。
b 両側性骨折が多い。
c 複雑骨折が多い。
d オトガイ部が健側に偏位する。
e 下顎頭の内前方転位を伴う。
101C17
あ25歳の男性。開口時の疼痛を主訴として来院した。2日前、自転車で走行中に転倒し顔面部を強打したという。観血的整復固定手術を計画した。初診時のエックス線写真(別冊No.15)を別に示す。
あ整復固定を行わない場合に起こり得る後遺障害として、説明が必要なのはどれか。2つ選べ。
a 難聴
b 嗅覚障害
c 下顎後退
d 複視
e 開咬
101C29
あ20歳の男性。咬合不全を主訴として来院した。昨日自転車で走行中、側溝に転落したという。初診時のエックス線写真(別冊No.27)を別に示す。
あ骨片の偏位に関与している筋はどれか。2つ選べ。
a 顎舌骨筋
b 舌骨舌筋
c 茎突舌骨筋
d 内側翼突筋
e オトガイ舌筋
105C113
あエックス線写真 (別冊No.14)を別に示す。
あ矢印で示す骨片の偏位を起こすのはどれか。1つ選べ。
a 咬筋
b 側頭筋
c 内側翼突筋
d 外側翼突筋
e 胸鎖乳突筋
106C61
あ下顎骨骨折の特徴はどれか。2つ選べ。
a 筋突起は好発部位である。
b 関節突起では直達骨折が多い。
c 下顎枝部では複雑骨折が多い。
d 正中部では骨片呼吸がみられる。
e 大臼歯部では下唇の知覚麻痺がみられる。
107A34
あMalgaigne圧痛がみられるのはどれか。1つ選べ。
a 膿瘍
b 骨折
c 唾石症
d 三叉神経痛
e リンパ節炎
115C81
あ両側の下顎骨関節突起骨折により生じるのはどれか。2つ選べ。
a 前歯部開咬
b 機能性下顎前突
c 前歯部交叉咬合
d 臼歯部の早期接触
e 下顎骨の前上方回転
116A23
あ咬み合わせの異常を主訴として来院した患者の初診時の口腔内写真(別冊No.2A)、エックス線画像(別冊No.2B)及び3D-CT(別冊No.2C)を別に示す。受診前日に左顔面を殴打されたという。
あ骨片の偏位の原因となる筋はどれか。4つ選べ。
a 咬 筋
b 側頭筋
c 顎舌骨筋
d 茎突舌骨筋
e 内側翼突筋


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