【歯科医師国家試験】歯内療法学:診査・診断(計25問)



診査・診断

96B33
歯髄疾患の診査・診断で正しいのはどれか。
(1)電気診の反応閾値で歯髄炎の広がりを判定する。
(2)壊死歯髄は透照診でピンク色に見える。
(3)露髄の電気抵抗値は200kΩ(周波数50Hz)以下である。
(4)麻酔診は関連痛の原因歯の診断に有効である。
(5)待機的診断は歯髄の保存の判定に有効である。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97A64
正しい組合せはどれか。
a 咬 耗────────エックス線検査
b 象牙質知覚過敏────温度診
c 歯根破折───────透照診
d 歯根吸収───────触 診
e 露 髄────────電気診

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97B44
電気診で正しいのはどれか。
(1)感覚神経の反応をみる。
(2)対照歯の診査が必要である。
(3)歯髄疾患の鑑別が行える。
(4)修復物に電極を当てて使用する。
(5)根未完成歯では閾値が上昇する。
a (1)、(2)、(3)  b (1)、(2)、(5)  c (1)、(4)、(5)
d (2)、(3)、(4)  e (3)、(4)、(5)

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98B55
48歳の男性。上顎左側第二大臼歯の違和感を主訴として来院した。修復物は半年前に脱落したが、痛みがないため放置していたという。└7は冷刺激にわずかに反応する。齲窩の電気抵抗値は25kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 歯冠修復
b IPC法
c 直接覆髄
d 生活断髄
e 麻酔抜髄

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100A87
診察法で正しいのはどれか。
a 温度診で露髄の有無を判定する。
b 透照診で齲蝕の範囲を判定する。
c 打診で歯髄の生死を判定する。
d 電気診で歯冠部の亀裂の有無を判定する。
e エックス線検査で根尖病変の有無を判定する。

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101B40
電気抵抗値の測定によって診断できるのはどれか。2つ選べ。
a 歯髄壊死
b 象牙質粒
c 偶発的露髄
d 根管壁穿孔
e 歯根外部吸収

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101C35
33歳の女性。上顎右側第二小臼歯の疼痛を主訴として来院した。数日前から咀嚼時に痛みを感じているという。5┘は軽度の自発痛と一過性の冷水痛が認められる。軟化象牙質の一部を残したまま歯髄鎮痛消炎療法を行ったところ、1週後に自発痛が消失したため齲窩を再開拡した。電気診に正常に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)及び齲窩再開拡時の口腔内写真(別冊No.00C)を別に示す。

次に行う検査はどれか。
a 透照診
b 温度診
c 切削診
d エックス線画像検査
e インピーダンス測定

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101D2
28歳の男性。上顎左側小臼歯部の痛みを主訴として来院した。冷水や歯ブラシの接触時に同部に一過性の鋭い痛みがあるが、患歯を特定できないという。└345に打診痛はなく、電気診に正常に反応する。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

原因歯の特定に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 直探針
b 割り箸
c ストッピング
d 齲蝕検知液
e アイススティック

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102A111
象牙質知覚過敏症の診断に有用なのはどれか。2つ選べ。
a 擦 過
b 送 気
c 光照射
d 電気刺激
e レーザー照射

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103A123
電気診で歯髄の生死が判別できる理由はどれか。2つ選べ。
a 電気抵抗値は象牙質よりも歯髄の方が高い。
b 疼痛閾値は歯髄の神経の方が歯肉の神経よりも高い。
c 疼痛閾値は歯髄の神経の方が歯根膜の神経よりも低い。
d 疼痛閾値は歯髄の神経の方が歯槽骨の神経よりも高い。
e 歯髄の神経の失活は歯髄組織全体の失活の末期に生じる。

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103B2
53歳の女性。上顎左側第一大臼歯の違和感を主訴として来院した。 1か月ほど前から咀嚼時に時々鋭い痛みを感じていたという。一過性の冷水痛があり、歯髄電気診に反応する。頰側内斜面で割箸を噛ませると痛みを訴える。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)及びアマルガム除去後の口腔内写真(別冊No.00C)を別に示す。

確定診断に有効なのはどれか。2つ選べ。
a 咬合紙
b 染色液
c 研究用模型
d 実体顕微鏡
e 咬合法エックス線検査

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104A64
健常歯を対照とする必要があるのはどれか。2つ選べ。
a 打 診
b 麻酔診
c 動揺度検査
d 歯髄電気診
e インピーダンス測定検査

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105B43
21歳の男性。上顎左側中切歯唇側歯槽粘膜部の腫脹と排膿とを主訴として来院した。10年前、上顎両側中切歯と側切歯の治療を受けたという。冷温刺激による誘発痛と自発痛とを認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

行うべき検査はどれか。2つ選べ。
a 透照診
b 麻酔診
c 歯髄電気診
d エックス線検査
e インピーダンス測定検査

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106A77
歯髄炎で可逆性と不可逆性との鑑別診断に重要な所見はどれか。2つ選べ。
a 自発痛
b 関連痛
c 一過性冷刺激痛
d 一過性温刺激痛
e 歯髄電気診の閾値低下

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106D2
48歳の女性。下顎前歯部のブラッシング時の疼痛を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

診断に必要なのはどれか。2つ選べ。
a 擦過診
b 麻酔診
c 温度診
d 根尖部触診
e 歯髄電気診

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107C65
歯髄の生死の判断が可能な検査はどれか。2つ選ベ。
a 打 診
b 麻酔診
c 温度診
d 切削診
e 動揺度検査

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107D8
35歳の女性。上顎左側小臼歯部の鈍痛を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

処置方針の決定で重要な検査はどれか。2つ選べ。
a 打 診
b 擦過診
c 透照診
d 歯髄電気診
e 動揺度検査

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108A55
急性歯髄炎と急性根尖性歯周炎を鑑別できるのはどれか。2つ選べ。
a 温度診
b 麻酔診
c 歯髄電気診
d 自発痛の有無
e 打診痛の有無

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108A94
歯髄疾患の待機的診断法として用いることができるのはどれか。2つ選べ。
a 歯髄鎮静法
b 失活断髄法
c 生活断髄法
d 直接抜髄法
e 暫間的間接覆髄法

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108B25
42歳の女性。歯周病のメインテナンスを希望して来院した。定期検査のためエックス線写真を撮影したところ下顎右側第一大臼歯に異常を認めた。6┐に冷水痛や自発痛を自覚したことはないという。6┐は歯髄電気診と温度診に正常な反応を示し、探針による歯冠部と歯頸部の触診で異常は認められない。来院時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

6┐の異常の原因で最も疑われるのはどれか。1つ選べ。
a 空胞変性
b 石灰変性
c 外部吸収
d 内部吸収
e 硝子様変性

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108C77
48歳の女性。上顎右側臼歯部のブラッシング時の疼痛を主訴として来院した。初診時のエックス線写真(別冊No.00A)と、原因歯を特定するための検査を実施中の口腔内写真(別冊No.00B)を別に示す。

実施中の検査以外に有効なのはどれか。1つ選べ。
a 打 診
b 温度診
c 麻酔診
d 切削診
e インピーダンス測定

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109B4
60歳の女性。右側の上顎大臼歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。1か月前から腫脹と自潰を繰り返しているという。患者は心臓ペースメーカを装着している。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

原因歯の特定に用いる検査はどれか。1つ選べ。
a 透照診
b 麻酔診
c 動揺度検査
d 歯髄電気診
e 瘻管経路の探索

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110A114
根管数の確認に有効なエックス線撮影法はどれか。2つ選べ。
a 咬合法
b 咬翼法
c Waters法
d 偏心投影法
e 歯科用コーンビームCT

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110A127
自覚症状がみられないのはどれか。1つ選べ。
a 歯髄充血
b 上行性歯髄炎
c 特発性歯髄炎
d 歯の内部吸収
e 慢性増殖性歯髄炎

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110B15
72歳の女性。上顎左側側切歯の歯肉の異常を主訴として来院した。6か月前に根管治療を受けたという。打診痛と根尖部歯肉圧痛を認め、プロービングデプスは全周2mmであった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、エックス線写真(別冊No.00B)及び追加撮影した歯科用コーンビームCT(別冊No.00C)を別に示す。

歯科用コーンビームCTで新たに得られた所見はどれか。2つ選べ。
a 管外側枝
b 歯根破折
c 根尖部穿孔
d 皮質骨断裂
e セメント質剥離

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