歯内療法学:緊急処置(計10問)【歯科医師国家試験】(2024年9月29日更新)



緊急処置

緊急処置(計10問)

95B69
35歳の女性。上顎左側側切歯の疼痛を主訴として来院した。└2は20年前にレジン修復処置を受け、1か月前から咬合痛を自覚するようになったという。電気診に反応せず、強い打診痛がある。初診時のエックス線写真(別冊No.30 )を別に示す。

適切な処置はどれか。
a IPC法
b 失活断髄法
c 麻酔抜髄法
d 失活抜髄法
e 感染根管治療

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96B60
50歳の男性。下顎左側第二小臼歯の自発痛を主訴として来院した。3日前から軽度の咬合痛を覚えるも放置していたが、その後咬合痛が増してきたという。┌5には強い打診痛があり、電気診に反応しない。根尖相当部に波動は触れない。初診時のエックス線写真(別冊No.20 )を別に示す。

適切な処置はどれか。
a 直接覆髄法
b 抜髄法
c 感染根管治療
d 膿瘍切開
e 抜歯

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101D23
50歳の男性。上顎左側第二小臼歯の自発痛を主訴として来院した。同部は5日前に他院で治療を受けたが、その日の夕刻から自発痛が生じ持続しているという。根管からの排膿はない。来院時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)とを別に示す。

適切な対応はどれか。2つ選べ。
a 切開
b 根管通過法
c 根尖掻爬法
d 抗菌薬投与
e 低出力レーザー照射

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102C6
31歳の男性。下顎左側第一大臼歯の拍動性の自発痛を主訴として来院した。数年前から疲労時に痛みと頬側歯肉部の腫脹とが度々起こるという。初診時の写真(別冊No.6A)、エックス線写真(別冊No.6B)及び髄室開拡後の写真(別冊No.6C)を別に示す。

正しいのはどれか。2つ選べ。
a 3根管である。
b 近心側の髄室壁が過剰に削除されている。
c 根管口をラウンドバーで拡大する。
d 根管長測定時には偏心投影で撮影する。
e Kファイルで根管を穿通し排膿を試みる。

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106B7
60歳の女性。上顎右側第一大臼歯部の腫脹を主訴として来院した。昨夜から自発痛と歯肉の腫脹とがあるという。頰側歯肉に波動を触れる。歯周ポケットは頰側中央で7mm、他は3mmであった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 感染根管治療
b 切 開
c 骨穿孔
d 歯根切除術
e 抜 歯

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107B7
24歳の男性。上顎左側中切歯根尖部の腫脹と自発痛を主訴として来院した。自発痛は2日前から強く、今朝はやや軽減したという。└1根尖相当部粘膜に波動を触れる。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。

診断と当日行うべき処置の組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a 急性単純性根尖性歯周炎————咬合調整
b 急性化膿性根尖性歯周炎————歯根端切除
c 急性化膿性根尖性歯周炎————切開排膿
d 慢性化膿性根尖性歯周炎————抗菌薬投与
e 慢性化膿性根尖性歯周炎————感染根管治療

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107B21
32歳の女性。上顎左側小臼歯部の自発痛と腫脹を主訴として来院した。└5は1か月前に補綴装置が脱離したが放置していたという。└5根尖部に波動を触知しなかった。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。根管充塡材除去後、根管内から黄白色で、粘稠な液体の漏出が持続的にみられたときの口腔内写真(別冊No.00C)を別に示す。

次に行うべき対応はどれか。1つ選べ。
a 温罨法
b 骨穿孔法
c 抗菌薬の投与
d 根尖部切開排膿
e 暫間被覆冠の装着

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111D84
60歳の男性。下顎右側中切歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。2年前に1┐の根管治療を受けたが、2日前に腫脹に気付いたという。現在、痛みはない。腫脹部に波動を触れる。歯周ポケット検査の結果、1┐は全周3mm以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No.30A)とエックス線画像(別冊No.30B)を別に示す。

当日の治療で適切なのはどれか。2つ選べ。
a ENAP
b 抜 歯
c 切開排膿
d 抗菌薬投与
e 歯根尖切除

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114A76
17歳の男子。上顎左側側切歯の咬合痛と歯肉腫脹を主訴として来院した。昨夜から激しい痛みがあるという。└2には強い打診痛があり、腫脹部に波動を触れる。プロービング深さは全周3mm以下であった。初診時の口腔内写真(別冊No.32A)とエックス線画像(別冊No. 32B)を別に示す。

初診時の対応で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 咬合調整
b 骨の穿孔
c 根尖掻爬
d 膿瘍切開
e 抗菌薬投与

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118C42
54歳の女性。上顎左側側切歯の激しい疼痛を主訴として来院した。1か月前から違和感を自覚していたが痛みがないためそのままにしていたところ、2日前から自発痛を認めるようになったという。打診痛と根尖部歯肉圧痛を認めるが、波動は触れない。プロービング深さは全周2mm以内で、歯髄電気診に生活反応を示さなかった。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)とエックス線画像(別冊No.10B)を別に示す。

当日の適切な対応はどれか。3つ選べ。
a 根管洗浄
b 根尖掻爬
c 根管通過法
d 抗菌薬の投与
e 根尖孔の穿通

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