【歯科医師国家試験】歯内療法学:総論(計24問)



歯内療法総論

96B37
ラバーダム防湿法で誤っているのはどれか。
a 患歯の呼気からの隔離
b 術野の明示
c 歯軸方向の明瞭化
d 誤嚥事故の防止
e 頬粘膜の保護

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96B50
2根管の発現頻度が著しく高いのはどれか。
(1)上顎第一小臼歯根
(2)上顎第二小臼歯根
(3)下顎第二小臼歯根
(4)上顎第一大臼歯遠心頬側根
(5)下顎第一大臼歯近心根
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97A57
セメント質で結合しているのはどれか。
a 癒着歯
b 双生歯
c 融合歯
d 歯内歯
e 桑実状臼歯

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98B41
リーマー、ファイルのISO規格で正しいのはどれか。
a 40番のD1は0.40mmである。
b 刃部の長さは番号で異なる。
c 刃部のテーパーは番号で異なる。
d 先端の角度は30度である。
e 45番の把柄部の色は黒である。

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98B42
スミヤー層で正しいのはどれか。
a 根管充填材の接着性を高める。
b 根管の機械的拡大・形成時に生じる。
c 根管消毒剤の効果を高める。
d 除去にはNaOClとH2O2とを併用する。
e 歯冠側からの漏洩を防ぐ。

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98B43
根管清掃用のEDTA溶液で正しいのはどれか。
a 30%の濃度で用いられる。
b 酸性で用いられる。
c 組織刺激性がある。
d 有機質溶解作用を有する。
e キレート作用を有する。

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99B50
骨置換性の歯根外部吸収で起こるのはどれか。
a 自発痛
b 歯の動揺
c 歯の挺出
d 骨性癒着
e ピンクスポット

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100B28
手用器具による彎曲根管の拡大で正しいのはどれか。
a 拡大の進行とともに作業長の延長が起こる。
b EDTAを根管内に満たして拡大する。
c 根管消毒薬を根管内に満たして拡大する。
d リーマーを用いリーミング操作で拡大する。
e Kファイルを曲げファイリング操作で拡大する。

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101A32
永久歯の外傷で正しいのはどれか。
a エナメル質の亀裂によって知覚過敏が起こる。
b 象牙質の亀裂によって咬合痛が起こる。
c 垂直性の歯根破折によって骨性癒着が起こる。
d 歯の陥入によって動揺が起こる。
e 脱落歯の再植によって内部吸収が起こる。

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102A32
打撲によって健全歯の歯冠が破折し露髄した。
歯髄に対する治療方針決定で考慮するのはどれか。2つ選べ。
a 歯種
b 経過時間
c 歯冠の変色
d 露髄部の大きさ
e 露髄部からの出血量

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102B62
顕微鏡を用いた歯内療法で確認できるのはどれか。1つ選べ。
a 根管内の細菌
b 根管側枝の走行
c 根管壁のスミヤー層
d 根管充填材の到達度
e 破折ファイルの破断面

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102B73
ステンレススチール製ファイルとの比較でニッケルチタン製ファイルの特徴はど
れか。2つ選べ。
a 弾性係数が大きい。
b 破断トルクが大きい。
c 応力解放で復元しやすい。
d 刃部の伸びが生じにくい。
e プレカーブを付与しやすい。

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103C76
象牙細管液の流量が上昇するのはどれか。1つ選べ。
a 歯髄の変性
b スミヤー層の存在
c 透明象牙質の形成
d 第三象牙質の形成
e 象牙細管内径の拡大

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104A95
ニッケルチタンロータリーファイルがステンレススチール製手用ファイルよりも優れているのはどれか。2つ選べ。
a 切削効率が高い。
b 根尖孔の変位が少ない。
c スミヤー層が形成されない。
d レッジの修正が容易である。
e イスムスの拡大が容易である。

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104A128
歯髄のAδ線維の特徴はどれか。2つ選べ。
a 歯の触圧覚を伝える。
b 潜時の長い痛みを伝える。
c エナメル象牙境に分布する。
d 露出象牙質擦過で興奮する。
e 感覚神経終末は自由神経終末である。

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105C100
根管拡大中に形成したレッジの修正で効果的なのはどれか。2つ選べ。
a EDTA液の使用
b 根管口部のフレア形成
c リーミングによる再根管形成
d ニッケルチタンファイルの使用
e ファイルへのプレカーブの付与

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106A86
Ni-Tiロータリーファイルを用いた根管形成において、クラウンダウン法を用いる理由はどれか。2つ選べ。
a 切削効率の向上
b 操作時間の短縮
c 根尖孔形態の保存
d 器具破折リスクの減少
e 歯根破折リスクの減少

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106C106
歯内治療で実体顕微鏡による確認が有効なのはどれか。2つ選べ。
a 細菌の侵入度
b 穿孔部の位置
c 歯根破折の有無
d 破折ファイルの長さ
e フェネストレーションの有無

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107A48
封鎖性が良好で手用器具での除去が容易な仮封材はどれか。2つ選べ。
a 水硬性セメント
b テンポラリーストッピング
c グラスアイオノマーセメント
d 酸化亜鉛ユージノールセメント
e ポリカルボキシレートセメント

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107A58
アピカルシートの目的はどれか。1つ選べ。
a 側枝の封鎖
b 歯根破折の防止
c マスターポイントの保持
d コロナルリーケージの防止
e マスターポイントの逸出防止

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107C67
Ni-Tiロータリーファイルの破折防止に有効なのはどれか。2つ選べ。
a ファイルの使用回数を制限する。
b ステップバック形成法を用いる。
c 使用前に刃部の延びを確認する。
d 根尖方向に圧をかけながら用いる。
e 手用ファイルで誘導路形成を行う。

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108C46
ISO規格で作られた手用根管切削器具の写真(別冊No.00)を別に示す。

ウの器具の操作法で正しいのはどれか。1つ選べ。
a リーミング
b ファイリング
c ターンアンドプル
d バランストフォース法
e ウォッチワインディング

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109C77
歯根の外部吸収において、炎症性吸収より骨置換性吸収で発現頻度が高いのはどれか。2つ選べ。
a 打診音の変化
b 歯の色調変化
c 歯の動揺度の減少
d 感染根管治療での治癒
e エックス線透過像の出現

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110C86
ラバーダム防湿下で髄室開拡を行う際に起こる偶発症はどれか。1つ選べ。
a 皮下気腫
b 器具の誤飲
c 髄床底穿孔
d 器具の根管内破折
e 軟組織の化学的損傷

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