衛生学:禁煙指導・対応(計10問)【歯科医師国家試験】(2025年11月28日更新)



衛生学:禁煙指導

禁煙指導・対応(計10問)

99D77
40歳の女性。下顎右側前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.33A、B 0)を別に示す。医療面接結果の一部を表に示す。

まず行う指導はどれか。2つ選べ。
a 禁煙
b 歯磨剤の変更
c 歯間ブラシの使用
d ブラッシング回数の増加
e 抗炎症薬の服用

解答:表示

 

102B39
ニコチン依存傾向の強い患者への禁煙指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 食事の回数を増やす。
b 禁煙補助薬を使用する。
c 低ニコチンタバコに替える。
d 喫煙本数を徐々に減少させる。
e 禁煙支援の協力者を本人に決めさせる。

解答:表示

 

103A102
歯科医療従事者が禁煙対策に関わることが望ましい理由はどれか。 2つ選べ。
a 禁煙補助薬を処方できる。
b 患者の体調管理が行える。
c 歯科医療従事者の喫煙率が低い。
d 歯周炎の治療に禁煙が効果的である。
e 口腔内の状態から喫煙の状況が容易に把握できる。

解答:表示

 

107A108
禁煙指導において対象者の行動変容ステージと指導内容との組合せで正しいのはどれか。2つ選べ。
a 無関心期(前熟考期) ーーー 禁煙開始日を設定させる。
b 関心期(熟考期)ーーー 禁煙宣言書を作成させる。
c 準備期 ーーー ニコチン代替療法を説明する。
d 実行期 ーーー 禁煙達成時の自分への褒美を考えさせる。
e 維持期 ーーー ニコチン依存度の自己評価を行う。

解答:表示

 

111D32
歯科医療機関で禁煙指導支援を行う理由はどれか。2つ選べ。
a 患者の体調管理が行える。
b 禁煙補助薬を処方できる。
c 口腔内状態から喫煙状況が把握できる。
d 喫煙をリスク因子とする口腔疾患がある。
e 医療施設内での喫煙は法律で禁止されている。

解答:表示

 

112A59
40歳の男性。インプラント治療を希望して来院した。問診の結果、喫煙者であり禁煙には関心がないという。
禁煙ステージとしてこの期の指導で適切なのはどれか。2つ選べ。
a 禁煙開始日の設定を促す。
b 禁煙補助薬の使用を勧める。
c ニコチン依存は疾病であることを説明する。
d 喫煙欲求のコントロールの仕方について助言する。
e 喫煙がインプラント治療の成功率を低下させることを説明する。

解答:表示

 

113B75
40歳の男性。慢性歯周炎と診断し、歯周基本治療を行うこととした。喫煙者で、いずれ禁煙したいと考えているが、今すぐに行う予定はないという。喫煙習慣に関する問診結果の一部を表に示す。

患者への説明で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 「禁煙開始日を決めましょう」
b 「加熱式タバコに変更しましょう」
c 「ニコチンの依存性は強くありません」
d 「禁煙できた経過を振り返ってみましょう」
e 「喫煙により治療の予後が不良となりやすいです」

解答:表示

 

117A81
55歳の男性。上顎右側臼歯部口蓋側からのブラッシング時の出血を主訴として来院した。半年前から気付いていたが痛みがないのでそのままにしていたという。患者のBrinkman指数は600で、歯科受診をきっかけに1か月以内の禁煙開始を検討している。初診時の口腔内写真(別冊No.28A)とエックス線画像(別冊No.28B)を別に示す。歯周組織検査結果の一部を表に示す。

歯周治療にあたり、適切な対応はどれか。3つ選べ。
a 禁煙開始日を決定する。
b 禁煙補助薬を処方する。
c 色素沈着部位の歯面研磨を行う。
d 歯周治療への禁煙の効果を説明する。
e 低ニコチンタバコへの変更を勧める。

解答:表示

 

117B70
歯科健康診査において、1日10本の喫煙習慣を認める妊娠初期の患者への説明で適切なのはどれか。3つ選べ。
a 「早産の可能性があります」
b 「加熱式タバコに変更しましょう」
c 「妊娠12週までは禁煙してください」
d 「歯周病を進行させる可能性があります」
e 「歯ぐきの色が黒くなることがあります」

解答:表示

 

118B64
WHOの簡易的禁煙支援を構成する5つの“A”で、動機付け支援を行うか否かを決める根拠となるのはどれか。1つ選べ。
a Ask
b Advise
c Assess
d Assist
e Arrange

解答:表示

 



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください