小児歯科学:動的咬合誘導 (計6問)【歯科医師国家試験】(2020年7月6日更新)



動的咬合誘導

96B22
7歳の男児。学校歯科健診で下顎前歯部の歯列不正を指摘され来院した。口腔習癖の既往はないという。オーバーバイト、オーバージェットは正常範囲内で、後継永久歯の排列余地は左側+2mm、右側+1mmである。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a C┬Cのトリミング
b C┬Cの抜歯
c 歯列弓の側方拡大
d 2┬2の唇側移動
e 6┬6の遠心移動

解答:表示

 

99B24
7歳の男児。口腔診査を希望して来院した。齲蝕や歯周疾患は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.00A、B)とエックス線写真(別冊No.00C)とを別に示す。

咬合誘導の観点から留意すべき所見はどれか。2つ選べ。
a ターミナルプレーンは遠心階段型である。
b 乳歯の先天欠如がみられる。
c 閉鎖型歯列弓である。
d 乳犬歯の対咬は下顎近心位である。
e 永久歯歯胚の成長が遅い。

解答:表示

 

99B26
4歳の男児。噛み合わせの異常を主訴として来院した。初診時の側貌写真(別冊No.00A)と口腔内写真(別冊No.00B)とを別に示す。

まず行う対応はどれか。
a 薬物療法
b 行動変容法
c 指サックの装着
d タングクリブの装着
e 上顎乳前歯の舌側移動

解答:表示

 

100C31
6歳の男児。口腔診査を希望して来院した。上顎左側乳中切歯は1年前に外傷で脱落したという。上顎右側乳中切歯の生理的歯根吸収は根長2/3で動揺度1度である。来院時の口腔内写真(別冊No.00A、B)を別に示す。

上顎歯列への対応で適切なのはどれか。
a 経過観察
b └A部の保隙
c └A部の空隙回復
d A┘の抜歯
e └6の開窓

解答:表示

 

100C37
11歳の女児。下顎左側第一小臼歯の萌出困難を主訴として来院した。左右第一大臼歯咬合は正常である。初診時の口腔内写真(別冊No.00A、B、C)とエックス線写真(別冊No.00D)とを別に示す。

適切な対応はどれか。
a 経過観察
b 可撤保隙装置の装着
c ┌3のディスキング
d ┌Eのディスキング
e ┌Eの抜歯

解答:表示

 

108B36
5歳の男児。咬み合わせの異常を主訴として来院した。初診時の習癖中の写真(別冊No. 00A)と左手の写真(別冊No. 00B)を別に示す。

正常値より大きい値を示すと考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 上顎歯列弓幅径
b 上顎歯列弓長径
c 下顎歯列弓長径
d オーバーバイト
e オーバージェット

解答:表示

 

108D45
8歳の男児。口唇の乾燥を主訴として来院した。1年前から気付いていたが、日常生活に支障がないため放置していたという。安静時の顔貌写真(別冊No.00)を別に示す。

誘因と考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 鼻 閉
b 咬唇癖
c 咬爪癖
d 歯ぎしり
e 上口唇過緊張

解答:表示



コメントを残す

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください