
歯の損傷 (計14問)
97B18
11歳の男児。上顎両側中切歯の打撲を主訴として受傷直後に来院した。1┴1は電気診に反応し、打診痛は認められず、動揺は生理的範囲内である。初診時の口腔内写真(別冊No.3A)とエックス線写真(別冊No.3B)とを別に示す。

まず行うべき対応はどれか。
a 経過観察
b 形態修正
c 歯冠修復
d 生活歯髄切断
e 抜 髄
98B26
9歳の女児。歯冠破折を主訴として来院した。1時間前に転倒し、歯を強打したという。上顎左側中切歯の動揺度は1度で、破折部の電気抵抗値は12 kΩである。初診時の口腔内写真(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。
a 間接覆髄
b FC断髄
c 水酸化カルシウム断髄
d 抜 髄
e 感染根管治療
100C34
11歳の男児。上顎左側中切歯の歯冠破折を主訴として来院した。昨日スケートボードで遊戯中、転倒し前歯部を強打したという。└1に自発痛はないが、破折面に点状露髄を認め、触診で擦過痛を訴える。初診時の口腔内写真(別冊No.33A、B )とエックス線写真(別冊No.33C)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 洗浄後、経過観察
b 間接覆髄法
c 生活断髄法
d 抜髄法
e 感染根管治療
100C35
2歳の男児。上顎左側乳中切歯の疼痛を主訴として来院した。2日前に転倒し└A強打したという。初診時の口腔内写真(別冊No.34A)とエックス線写真(別冊No.34B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。
a 整復固定
b 直接覆髄法
c 生活断髄法
d 麻酔抜髄法
e 抜 歯
101B48
12歳の男児。上顎左側中切歯の破折を主訴として来院した。前日に強打したという。冷水痛と鋭い接触痛とがあるが自発痛はない。 2度の動揺があるが露髄はない。
適切な処置はどれか。2つ選べ。
a 抜 髄
b 暫間固定
c 暫間的間接覆髄法
d アペキソゲネーシス
e コンポジットレジン修復
102D44
2歳6か月の男児。転倒による上顎右側乳中切歯の外傷を主訴として来院した。来院までに1日経過している。初診時のエックス線写真(別冊No.39)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 整復固定
c 破折部の接着
d 抜髄法
e 抜 歯
104D23
9歳の男児。歯冠破折を主訴として来院した。20分前に自宅で転倒したという。歯の動揺はない。初診時の口腔内写真(別冊No.23A)とエックス線写真(別冊No.23B)とを別に示す。

適切な処置はどれか。1つ選べ。
a 間接覆髄法
b 直接覆髄法
c 生活歯髄切断法
d 感染根管治療
e 抜 歯
106A87
小児期の歯槽骨縁下における歯根水平破折症例で、処置後に良好な臨床経過をたどった場合に認められる変化はどれか。1つ選べ。
a 歯髄腔狭窄
b 歯根膜腔拡大
c 歯根内部吸収
d 破折部の分離
e 歯髄電気診陰性
107B41
12歳の男児。1時間前に転倒して前歯が破折したため来院した。自発痛はなく、動揺は認められなかった。歯髄電気診で反応を示した。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)とを別に示す。生活歯髄切断法を行うこととした。


その根拠として正しいのはどれか。すべて選べ。
a 若年者である。
b 受傷から来院までの時間が短い。
c 露髄部分が切端部に限局している。
d 受傷歯の根尖組織への影響が小さい。
e 硬組織による根尖閉鎖が期待できる。
109B43
8歳の男児。上顎左側中切歯の外傷を主訴として来院した。昨夕、自転車で転倒し、自発痛が軽度であったため、そのままにしていたという。検査と診断の結果、抜歯を行うこととした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

治療方針の根拠はどれか。1つ選べ。
a 歯根が未完成である。
b 固定源が確保できない。
c 歯根膜腔が拡大している。
d 破折線が歯槽骨縁下である。
e 受傷から長時間経過している。
109D13
8歳の女児。歯の破折を主訴として来院した。1時間前に転倒し顔面を強打したという。歯以外に受傷部はなく意識も明瞭である。両側の上顎中切歯の動揺は生理的範囲であり、打診痛はあるが自発痛はない。1┘は生活歯髄切断、└1は直接覆髄を行った。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

1┴1に対する治療法の違いの根拠はどれか。1つ選べ。
a 歯根の完成度
b 辺縁歯肉の形態
c 歯根破折の有無
d 露髄面の大きさ
e 歯根膜腔拡大の有無
110D11
5歳の女児。上顎右側乳中切歯の外傷を主訴として来院した。昨日、転倒し、A┘を打撲したが、自発痛が軽度であったため、そのままにしていたという。A┘の動揺度は2度で打診痛を認める。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 固 定
c 感染根管治療
d 歯根尖切除
e 抜 歯
111A84
5歳の男児。上顎前歯の動揺を主訴として来院した。1時間前にコンクリートの床で歯を強打したという。初診時の口腔内写真(別冊No.29A)とエックス線画像(別冊No.29B)を別に示す。

上顎両側乳中切歯に認められる病的変化はどれか。1つ選べ。
a 陥 入
b 歯冠破折
c 歯根破折
d 舌側転位
e 歯冠—歯根破折
112C73
1歳6か月の男児。上顎乳前歯部の外傷を主訴として来院した。昨日、転倒し、上顎左側乳中切歯を受傷したという。初診時の口腔内写真(別冊No.21A)とエックス線画像(別冊No.21B)を別に示す。

適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 経過観察
b 整復固定
c 感染根管治療
d 意図的再植
e 抜 歯
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