術中トラブル(計2問)
111C53
あ上顎洞底挙上術の術中の口腔内写真(別冊No.8)を別に示す。
この操作で損傷の可能性が高いのはどれか。1つ選べ。
a 頬動脈
b 顔面動脈
c 顔面横動脈
d 大口蓋動脈
e 後上歯槽動脈
114A64
あ58歳の女性。舌の腫脹を主訴として来院した。昨日、他院で下顎前歯部にインプラントを埋入し、今朝から舌の腫れを自覚しているという。8年前に心筋梗塞を発症し、現在も抗血栓療法を受けている。診察の結果、止血処置を行うこととした。処置前の口腔内写真(別冊No. 24)を別に示す。
あ止血処置により発症が回避できるのはどれか。1つ選べ。
a 気 胸
b 昏 睡
c 肺塞栓
d 上気道閉塞
e アナフィラキシーショック
術後管理(計5問)
105B40
あ85歳の女性。下顎義歯が食事中に外れることを主訴として来院した。5 年前に義歯を装着し、最近まで問題なく使用していたという。口腔内の写真(別冊No.40A)、装着している義歯内面の写真(別冊No.40B)及びエックス線写真(別冊No.40C)を別に示す。
あ原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 義歯床外形の不良
b インプラント数の不足
c アタッチメントの緩み
d フレームワークのたわみ
e バー固定スクリューの緩み
110B13
あ次の文により13、14の問いに答えよ。
あ53歳の男性。上顎左側臼歯部の腫脹と出血を主訴として来院した。6年前に同部の加療を受け、メインテナンス期間中は良好に経過していたが、2か月前からブラッシング時の出血を自覚しているという。プロービング前後の口腔内写真(別冊No.00A)とエックス線写真(別冊No.00B)を別に示す。
13
あ診断はどれか。1つ選べ。
a 上顎洞炎
b 歯肉線維腫症
c 金属アレルギー
d インプラント周囲炎
e インプラント周囲粘膜炎
14
あ追加する検査はどれか。2つ選べ。
a 生検
b 咬合接触検査
c パッチテスト
d 咬合法エックス線検査
e 歯科用コーンビームCT
114D53
あ73歳の女性。下顎義歯の前歯部粘膜面に食物が停滞しやすいことを主訴として来院した。使用中のインプラント義歯は8年前に装着し、義歯の維持には問題がないという。初診時の口腔内写真(別冊No.15A)、義歯の写真(別冊No.15B)、義歯装着時の口腔内写真(別冊No.15C)及び適合試験の写真(別冊No.15D)を別に示す。
あ原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 義歯の回転
b 人工歯の摩耗
c 前歯部の咬合接触
d アタッチメントの劣化
e 下顎臼歯部の顎堤吸収
116D27
あ75歳の女性。5年前に製作した下顎のインプラントオーバーデンチャーが外れやすくなったことを主訴として来院した。検査の結果、咬合状態には問題を認めなかった。患者の口腔内写真(別冊No.5A)、使用中の義歯粘膜面の写真(別冊No.5B)及びエックス線画像(別冊No.5C)を別に示す。

あ適切な対応はどれか。1つ選べ。
a 新義歯の製作
b 粘膜面の調整
c アタッチメントの交換
d 固定性補綴装置の製作
e インプラントの追加埋入


臨床経験のない学生には結構難しいと思う。
おっしゃる通りです。
臨床経験のない学生にここまで求めるのはどうかな?と思いますよ。