嚥下内視鏡検査(計3問)
108D3
あ70歳の女性。嚥下困難を主訴として来院した。半年前から自覚しているという。嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.00)を別に示す。
あ矢印で示すのはどれか。1つ選べ。
a 気 道
b 食 道
c 声 帯
d 喉頭蓋
e 軟口蓋
111D85
あ79歳の男性。食事摂取の困難を主訴として来院した。水でむせやすくなり、食事時間が長くなってきたという。嚥下反射の惹起は良好である。米飯摂取後の嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.31)を別に示す。
あこの状態を改善させるのはどれか。1つ選べ。
a 頸部回旋
b 頸部伸展
c 息こらえ嚥下
d 嚥下の意識化
e 体幹角度調整
118C27
あ79歳の男性。経口摂取を希望して脳神経内科からの紹介で来院した。半年前に脳幹梗塞を発症し、現在は胃痩で栄養管理されている。音声や構音障害は認めず嚥下時の喉頭挙上は良好であったが、嚥下後に激しいむせを認めた。口腔機能時の顔面写真(別冊No.2A)、口腔機能時の口腔内写真(別冊No.2B)及び唾液の嚥下を記録した嚥下内視鏡検査の画像(別冊No.2C)を別に示す。
あむせの原因として考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 舌運動不良
b 咽頭収縮不良
c 鼻咽腔閉鎖不全
d 食道入口部開大不全
e 嚥下運動パターンの異常
嚥下造影検査(計7問)
102B36
あ嚥下機能の画像検査に用いるのはどれか。1つ選べ。
a CT
b MRI
c シンチグラフィ
d エックス線透視法
e パノラマエックス線撮影
107A81
あ嚥下の異常を検出するのはどれか。2つ選べ。
a VE検査
b VF検査
c ソナグラフ
d 咬合力検査
e 機能的ワックスバイト法
108A74
あ不顕性誤嚥が検出できる検査はどれか。1つ選べ。
a フードテスト
b 嚥下造影検査
c パラトグラム検査
d 改訂水飲みテスト
e 反復唾液嚥下テスト
109D35
あ79歳の男性。食事時のむせを主訴として来院した。嚥下造影検査の画像(別冊No.00)を別に示す。
あ矢印で示す所見はどれか。1つ選べ。
a 誤嚥
b 鼻腔逆流
c 喉頭侵入
d 梨状窩残留
e 喉頭蓋谷残留
111C55
あ嚥下造影検査の画像(別冊No.10)を別に示す。
あ誤嚥を認めるのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
117D69
あ76歳の男性。飲み込みづらいことを主訴として来院した。3年前に脳梗塞を発症し、回復期病院でリハビリテーションを行ったが、現在も片麻痺が残存しているという。食形態はミキサー食であり、液体にはとろみをつけていないがむせることなく全量を摂取しているという。初診時に行った口腔機能検査では異常値が認められなかったため、嚥下造影検査を行うこととした。液体嚥下時の嚥下造影検査の画像(別冊No.21)を別に示す。
あ嚥下時に推奨される代償的アプローチはどれか。1つ選べ。
a 頸部回旋
b 頸部伸展
c うなずき嚥下
d 体幹角度調整
e 液体のとろみ付与
118B43
あ81歳の男性。食事後にむせることを主訴として来院した。1年前から自覚していたが、そのままにしていたという。3年前に胃食道逆流症の診断を受けて、現在経過観察中である。リハビリテーション科に依頼して行った嚥下造影検査における硫酸バリウム溶液の嚥下1分後の画像(別冊No.13)を別に示す。リハビリテーション科からは、口腔と咽頭内に造影剤の残渣は認められないものの、食道内には明らかな停滞が認められたとの報告を受けている。
あ患者への指導で適切なのはどれか。1つ選べ。
a 頭部挙上訓練を行う。
b 液体にはとろみをつける。
c 濃い味の食品摂取を避ける。
d 食事後すぐに横にならない。
e 嚥下時には頸部後屈を心がける。


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