
咬合器の再付着・義歯の装着
95C30
75歳の男性。義歯の製作を希望して来院した。有咬頭人工歯を使用して上下顎全部床義歯を製作した。最初の咬合調整にあたり、咬合紙による閉口時の記録を行った。その時の写真(別冊No.5A、B)を別に示す。

咬合紙の印記部位で削合するのはどれか。2つ選べ。
a BULLの法則に合う部位
b 4┘の遠心辺縁隆線
c └4の舌側咬頭頂
d 5┐の頬側咬頭頂
e ┌4の遠心辺縁隆線
97A79
上下顎全部床義歯を装着したが、カ行音が発音しにくいという。
診査すべき部位はどれか。
a 舌小帯
b 口蓋小窩
c 外斜線
d 筋突起
e 頬小帯
98D83
義歯の清掃で正しいのはどれか。
a 熱湯による清掃は金属床を腐食させる。
b 酵素系義歯清掃剤の長期使用はレジン床にひび割れを起こす。
c 酵素系義歯清掃剤の長期使用はレジン床を変形させる。
d 次亜塩素酸系義歯清掃剤の長期使用は金属床を変色させる。
e 次亜塩素酸系義歯清掃剤の長期使用は金属床を変形させる。
100B45
BULLの法則に基づいた咬合調整の目的はどれか。
a 側方運動時作業側の干渉除去
b 側方運動時平衡側の干渉除去
c 前方運動時の干渉除去
d 中心位での干渉除去
e 咬頭嵌合位での干渉除去
101B105
全部床義歯装着者で構音障害に関係するのはどれか。
a 口蓋形態
b 咬合様式
c 人工歯の種類
d 調節彎曲の量
e リリーフの量
101C22
64歳の女性。上下顎の全部床義歯を製作中である。フルバランスドオクルージョンを付与するため、重合後咬合器に再装着した。中心咬合位と側方咬合位の咬合接触の写真(別冊No.20A、B、C)を別に示す。


まず削合する部位はどれか。
a 右側上顎歯の中央窩
b 右側上顎歯の頬側咬頭内斜面
c 右側上顎歯の舌側咬頭内斜面
d 右側下顎歯の頬側咬頭頂
e 右側下顎歯の頬側咬頭外斜面
102C31
72歳の男性。全部床義歯の安定不良による咀嚼障害を主訴として来院した。新義歯を製作し、義歯調整を数回行ったが、下顎義歯床下粘膜の疼痛が改善しなかった。義歯の適合には問題がなかった。緊密な咬頭嵌合位をとらせた時の写真(別冊No.28A)と軽く咬頭嵌合位をとらせた時の写真(別冊No.28B)とを別に示す。

行うべき処置はどれか。1つ選べ。
a 下顎の粘膜調整
b 咬合面の削合調整
c 下顎義歯のリライン
d 下顎義歯床粘膜面の調整
e 再咬合採得による義歯のリマウン卜
103D18
64歳の女性。咀嚼時の義歯の維持不良を主訴として来院した。新義歯装着時の写真(別冊No.18A)と口腔内写真(別冊No.18B、C)とを別に示す。

写真Cの状況を悪化させないための患者指導として適切なのはどれか。2つ選べ。
a 義歯安定材を使用する。
b 前歯部でものを噛まない。
c 食後に義歯の清掃をする。
d 定期的なリコールに応じる。
e 就寝時には下顎の義歯を外す。
104A115
義歯装着後の定期診査項目はどれか。すべて選べ。
a 維持力
b 咬合接触
c 義歯清掃状態
d 床内面の適合
e 人工歯咬合面の状態
106B50
次の文により50、51の問いに答えよ。
78歳の女性。咀嚼困難を主訴として来院した。5年前に現在の義歯を装着し、問題なく使用してきたが、最近、上顎全部床義歯が脱離しやすくなったため、新製することとした。初診時の口腔内写真(別冊No.00A)、使用中の上顎義歯の写真(別冊No.00B)及び新製した上顎義歯の写真(別冊No.00C)を別に示す。

50 新製した上顎義歯で変更したのはどれか。1つ選べ。
a 咬合平面
b 床外形線
c ポストダム
d 臼歯部咬合支持
e リップサポート
51 新義歯装着時に行う検査の写真(別冊No.00D、E)を別に示す。


写真Dの検査と同じ目的で行うのはどれか。1つ選べ。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ
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