全部床義歯学:人工歯排列 〜 著しい顎堤吸収の症例・Ⅱ級・Ⅲ級症例 〜(計9問)【歯科医師国家試験】(2020年7月31日更新)



著しい顎堤吸収の症例・Ⅱ級・Ⅲ級症例

97C24
無歯顎患者に上下顎全部床義歯を製作する。第一大臼歯の歯槽頂間線が咬合平面に対して75度をなしている。
適切なのはどれか。
(1)リンガライズドオクルージョンを用いる。
(2)交叉咬合排列を用いる。
(3)咬頭傾斜が急な人工歯を用いる。
(4)矢状調節彎曲を強くする。
(5)Tenchの間隙を大きくする。
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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97C47
69歳の女性。咀嚼障害を主訴として来院した。上下顎全部床義歯製作のため、咬合採得を行った。上下顎顎間関係を咬合器上に再現した写真(別冊No.22A、B、C )を別に示す。

人工歯排列で適切なのはどれか。
a 上顎前歯を歯槽頂上に排列する。
b オーバージェットを0mmとする。
c 咬頭傾斜の緩い人工歯を排列する。
d 臼歯を交叉咬合排列する。
e 下顎人工歯を臼後隆起まで排列する。

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98C42
80歳の女性。上下顎義歯の製作を希望して来院した。初診時の口腔内写真(別冊No.13A)と上下顎顎堤の対向関係の写真(別冊No.13B、C)とを別に示す。

正しいのはどれか。
a 卵円形の前歯部人工歯を選択する。
b 咬頭傾斜の緩い臼歯部人工歯を選択する。
c 前歯部を咬合させる。
d 臼歯部人工歯を顎堤斜面まで排列する。
e 調節彎曲を大きくする。

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99C44
80歳の女性。上下顎全部床義歯を製作中である。作業用模型の写真(別冊No.19A)と咬合採得後の上下顎顎間関係の写真(別冊No.19B)とを別に示す。

正しいのはどれか。
a 矢状調節彎曲は大きくする。
b 臼歯部に咬頭傾斜の緩い人工歯を用いる。
c 上顎中切歯は切歯乳頭上に排列する。
d 臼歯部人工歯はレトロモラーパッド前縁まで排列する。
e 咬合平面はフランクフルト平面と一致させる。

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100D19
82歳の女性。上下顎全部床義歯を製作中である。咬合採得後の上下顎顎間関係の写真(別冊No.17A)と各種人工歯排列の写真(別冊No.17B)とを別に示す。

正しい排列はどれか。
a ア
b イ
c ウ
d エ
e オ

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101C46
67歳の女性。上下顎全部床義歯を製作中である。咬合採得後の上下顎顎間関係の写真(別冊No.44A)と下顎の人工歯排列中の写真(別冊No.44B)とを別に示す。

排列で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 小臼歯を追加する。
b 交叉咬合排列する。
c 調節彎曲を大きくする。
d 臼歯を頬側寄りに排列する。
e 咬頭傾斜の緩い人工歯を用いる。

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101D37
63歳の女性。上下顎全部床義歯を製作中である。咬合採得後、咬合器に再装着した作業用模型の写真(別冊No.37A)と咬合床の写真(別冊No.37B)とを別に示す。

前歯部人工歯排列で正しいのはどれか。2つ選べ。
a 垂直被蓋を大きくする。
b 水平被蓋を大きくする。
c 上顎前歯を上顎咬合堤唇面より後方に排列する。
d 下顎前歯を下顎咬合堤唇面に合わせて排列する。
e 下顎前歯をf発音位で排列する。

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110D37
79歳の女性。全部床義歯を製作中である。上下口唇の豊隆の確認と咬合採得の後に咬合器に装着した作業模型の写真(別冊No.00A)と上下顎顎堤の関係の写真(別冊No.00B)を別に示す。

人工歯排列時に留意すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 臼歯の交叉咬合排列を考慮する。
b 前歯の垂直被蓋を大きく付与する。
c 前歯の水平被蓋を大きく付与する。
d 下顎の前歯部人工歯は歯槽頂上に排列する。
e 上下顎前歯部人工歯は同じモールドを選択する。

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112C55
形態の異なる2つの下顎顎堤の写真(別冊No.8A、B)を別に示す。

義歯製作にあたり、8Aと比較して8Bで考慮すべきなのはどれか。2つ選べ。
a 軟質裏装材の適用
b 解剖学的人工臼歯の選択
c 矢状切歯路傾斜角の増大
d 筋圧中立帯への人工歯排列
e 調節彎曲の強い臼歯部人工歯排列

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