【口腔外科学】残存嚢胞(残留嚢胞)・歯周嚢胞
歯周嚢胞 半埋伏または完全萌出した生活歯の歯周炎(歯周ポケット)から歯頸部歯根側面に生じる嚢胞。炎症性傍側性嚢胞とも呼ばれる。下顎智歯部歯冠遠心部または頰側に発生した歯周嚢胞の場合は、Hofrath 嚢胞とも呼ばれる。さ…
嚢胞(テキスト)
歯周嚢胞 半埋伏または完全萌出した生活歯の歯周炎(歯周ポケット)から歯頸部歯根側面に生じる嚢胞。炎症性傍側性嚢胞とも呼ばれる。下顎智歯部歯冠遠心部または頰側に発生した歯周嚢胞の場合は、Hofrath 嚢胞とも呼ばれる。さ…
嚢胞(テキスト)
▼参考となる過去問はこちら▼ 病態 上顎洞根治術から10〜20 年後に上顎洞内に生じる嚢胞。残存した粘膜上皮に由来する。 症状 ・眼窩下部や頬部、上顎歯肉頬移行部の腫脹、違和感または自発痛がみられる。 ・鼻閉感や鼻漏、大…
嚢胞(テキスト)
▼参考となる過去問はこちら▼ 病態 下顎骨舌側表面に生じた陥凹(骨欠損)。唾液腺の一部あるいは異所性に発育した唾液腺の迷入によって生じたものと考えられている。 症状 ・まったくの無症状。偶然発見されることが多い。 好発年…
嚢胞(テキスト)
病態 下顎管内の血流の循環障害によって静脈瘤が生じ、嚢胞様となったもの。裏装上皮をもたない偽嚢胞である。 症状 ・発育緩慢で初期は無症状。 ・増大とともに疼痛がみられることがある。 ・顎骨の頰舌的膨隆や歯の動揺、歯根吸収…
嚢胞(テキスト)
▼参考となる過去問はこちら▼ 病態 外傷や出血が原因で顎骨内に生じた血腫が嚢胞様になったもの。顎骨内にできた空洞で、裏装上皮をもたない偽嚢胞である。外傷に伴って生じることが多いため外傷性骨嚢胞と呼ばれることがある。 症状…
嚢胞(テキスト)
▼参考となる過去問はこちら▼ 病態 胎生期の第一・第二鰓弓上皮(外胚葉)の遺残と迷入による先天性嚢胞とされている。 症状 ・口底正中部が無痛性の腫脹。 ・大きさは鶏卵大で半球状で弾性軟で、波動は触れない。 ・増大すると二…