クラウン・ブリッジ学:術後管理 〜 脱離・破折など 〜(計13問)【歯科医師国家試験】(2020年8月17日更新)



術後管理 〜 脱離・破折など 〜

95C39
60歳の男性。上顎前歯ブリッジの動揺を主訴として来院した。診査によって犬歯部の片側離脱が認められた。ブリッジ撤去時の口腔内写真(別冊No.14)を別に示す。

再製にあたり改善すべき点はどれか。2つ選べ。
a 支台歯数の増加
b 1┘の支台歯形態
c 3┘の支台築造
d 顎堤の形態
e ポンティック基底面

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95C41
40歳の男性。1年前に装着した陶材ジャケット冠の破損を主訴として来院した。装着前後における口腔内写真(別冊No.16A、B)、冠の写真(別冊No.16C)および来院時の口腔内写真(別冊No.16D)を別に示す。

冠破損の原因はどれか。2つ選べ。
a 支台歯辺縁形態の不良
b コンポジットレジンでの支台築造
c 接着性レジンセメントでの装着
d 隣接接触点の形態不良
e 咬合面部の陶材厚さ不足

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95C42
63歳の女性。右側臼歯部の咀嚼障害を主訴として来院した。1か月前から噛みにくくなったという。7┘の一部被覆冠が脱離していたため、ブリッジを再製作することにした。初診時の口腔内写真(別冊No.17A、B)とブリッジ切断後の口腔内写真(別冊No.17C)とを別に示す。

再製にあたり改善すべき点はどれか。2つ選べ。
a 支台装置の維持力
b 支台歯数の増加
c ポンティック基底面の形態
d 顎堤の形態
e 咬合平面の修正

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96C41
52歳の男性。接着ブリッジの一部脱離を主訴として来院した。8年前に装着したという。撤去したブリッジのポンティック咬合面には咬耗は認められない。初診時の口腔内写真(別冊No.16A)、撤去後の口腔内写真(別冊No.16B)および撤去したブリッジの写真(別冊No.16C)を別に示す。

考えられる原因はどれか。2つ選べ。
a 二次齲蝕
b ポンティックの基底面形態
c ポンティックの咬合関係
d 支台装置の強度
e セメントの接着耐久性

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96C43
56歳の男性。4年前に装着したブリッジ咬合面のポーセレン破折を主訴として来院した。装着前のポンティック基底面の写真(別冊No.18A)、装着当時の口腔内写真(別冊No.18B、C)および来院時の口腔内写真(別冊No.18D)を別に示す。

ポーセレン破折の原因で考えられるのはどれか。2つ選べ。
a 支台歯数の不足
b ブリッジのたわみ
c ポーセレンの焼付不良
d ポンティック基底面形態
e ポンティック咬合面幅径

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96C46
28歳の女性。上顎左側第二大臼歯に全部鋳造冠を製作し仮着したところ、左側頬粘膜に咬傷が生じ5日後に来院した。頬粘膜の写真(別冊No.21A)、咬合時の写真(別冊No.21B)および上顎左側大臼歯部の咬合面の写真(別冊No.21C)を別に示す。

考えられる原因はどれか。
a 頬側咬頭内斜面の急傾斜
b 咬合接触の不良
c 水平被覆の不足
d 頬側軸面の過豊隆
e 過大な咬合面頬舌幅

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97C27
62歳の男性。下顎右側ブリッジの前装レジン破折を主訴として来院した。3年前に装着した。装着時の口腔内写真(別冊No.2A、B)と初診時の口腔内写真(別冊No.2C)とを別に示す。

疑われる原因はどれか。2つ選べ。
a 前装レジンの重合の不良
b メタルフレームの設計の不良
c メタルフレームの研磨の不足
d 前装レジン維持装置の不足
e ブリッジの支台歯数の不足

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99C8
レジン前装鋳造冠の前装レジン破折の原因となるのはどれか。
a リテンションビーズの使用
b 金属接着用プライマーの使用
c 金属による切縁被覆
d 光照射量の不足
e オペークレジンの使用

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99C30
48歳の女性。下顎右側臼歯部の冷水痛を主訴として来院した。7年前に装着した➆6➄┐ブリッジの5┐支台装置が脱離している。初診時の口腔内写真(別冊No.5A)とエックス線写真(別冊No.5B)とを別に示す。

脱離の原因で最も考えられるのはどれか。
a 支台装置の保持力不足
b 支台歯の動揺
c 支台歯の近心傾斜
d 接着性レジンセメントの使用
e ポンティックの前装

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102C43
78歳の男性。下顎左側第一小臼歯のクラウン脱離を主訴として来院した。┏4に痛みはない。両側遊離端義歯は2年前に製作したという。来院時の口腔内写真(別冊No.39A)、義歯と脱離したクラウンの写真(別冊No.39B)、脱離した部位の写真(別冊No.39C)及びエックス線写真(別冊No.39D)を別に示す。

行うべき対応はどれか。2つ選べ。
a 抜 歯
b 支台築造
c 義歯修理
d 再根管治療
e クラウンの再装着

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106B37
65歳の女性。下顎左側犬歯と第一小臼歯との間に食物が挟まりやすいことを主訴として来院した。5年前に┌4にレジン前装冠を装着し、3年前まで問題なく使用していたという。ある検査時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

この検査で判断できるのはどれか。1つ選べ。
a ┌3の挺出
b ┌4の近心傾斜
c ┌34の近遠心的動揺
d ┌3の遠心隣接面齲蝕
e ┌4のレジン前装冠破損

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107A85
リコール時にクラウンの負担過重を診査する項目はどれか。2つ選べ。
a 咬耗
b 動揺度
c マージンの適合
d プラークの沈着
e レジン前装部の着色

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109A106
合着後3年経過した下顎臼歯部固定性ブリッジに対する定期検査で評価すべき項目はどれか。すべて選べ。
a 支台歯の動揺度
b 隣接面の接触強さ
c 偏心位での咬合接触
d 支台装置の片側脱離
e 欠損部粘膜の被圧変位性

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