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病態
水痘・帯状疱疹ウイルス(VZV) の回帰感染症。原因は空気感染(飛沫核感染)または接触感染。VZVの初感染では水痘(水ぼうそう)を発症。その後、ウイルスが三叉神経節や脊髄神経節などに潜伏し、免疫抵抗力低下で帯状疱疹を発症する。
症状
・片側の神経支配領域(肋間神経、三叉神経)に一致した強い神経痛様症状。
・疼痛部位に帯状の発疹、水疱。
感染が顔面神経領域に波及するとウイルスが膝神経節に潜伏、その後、Hunt症候群を生じることがある(末梢性顔面神経麻痺、外耳道付近の水疱、難聴、めまい)
好発年齢・好発部位
・帯状疱疹は三叉神経、肋間神経領域と一致した皮膚・粘膜に好発。
・三叉神経ではとくに第1枝領域でみられることが多い。
検査所見
臨床検査所見
・抗VZV抗体価の上昇。
・核内封入体をもつ膨化した細胞の確認。
治療
・抗ヘルペスウイルス薬(アシクロピル、バラシクロビルなど)の投与
・疼痛に対しては、アセトアミノフェンや知覚神経ブロック療法
・RHS症候群の場合は、副腎皮質ステロイドや星状神経節ブロックを行う。
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