全部床義歯学:術後管理 〜 神経の圧迫 〜(計3問)【歯科医師国家試験】(2020年7月31日更新)



神経の圧迫(口腔の痺れ)

97C34
75歳の男性。咀嚼障害を主訴として来院した。5年前に義歯を装着し、4か月前から咬合時に床下粘膜に疼痛があり、2週前から右側下唇にしびれがあるという。下顎右側小臼歯部顎堤に圧痛を認める。初診時の診断用模型(別冊No.9A)とエックス線写真(別冊No.9B)とを別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 右側咬合接触の除去
b 床粘膜面のリリーフ
c カルバマゼピンの投与
d 下顎義歯のリライニング
e 粘膜調整

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109D23
92歳の女性。下顎義歯床下粘膜の疼痛を主訴として来院した。数か月前から咀嚼時に右側顎堤粘膜の痛みを自覚しているという。検査の結果、右側の下顎小臼歯相当部に限局した圧痛を認めた。咬合調整と粘膜調整を行ったが痛みは消退しなかった。義歯装着前後の口腔内写真(別冊No.00A)、義歯の写真(別冊No.00B)及びエックス線写真(別冊No.00C)を別に示す。

疼痛の原因として考えられるのはどれか。1つ選べ。
a 骨膜炎
b 義歯性潰瘍
c 三叉神経痛
d 根尖性歯周炎
e オトガイ神経圧迫

解答:表示

 

113C60
78歳の男性。咀嚼時に左側下唇がしびれることを主訴として来院した。7年前に現在の義歯を装着し問題なく使用していたが、半年前から食事開始数分後にしびれるようになったという。初診時の口腔内写真(別冊No.19A)とエックス線画像(別冊No.19B)を別に示す。

まず行うべき処置はどれか。2つ選べ。
a 軟質裏装
b 神経ブロック
c レーザー照射
d 義歯床粘膜面のリリーフ
e 副腎皮質ステロイド軟膏の塗布

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