歯周病学:薬物関連歯肉疾患(計13問)【歯科医師国家試験】(2025年10月29日更新)



薬物関連歯肉疾患

薬物関連歯肉疾患(計13問)

95B67
60歳の男性。上下顎前歯部歯肉の腫脹を主訴として来院した。2か月前からブラッシング時の出血および歯肉腫脹を自覚し、最近その程度が著しくなったという。6か月前から降圧薬を服用している。┴3〜3+┬3〜3の歯周ポケットの深さは平均5mm以上である。初診時の口腔内写真(別冊No.28A、B、C )を別に示す。

考えられる疾患はどれか。2つ選べ。
a 歯肉線維腫症
b 慢性剥離性歯肉炎
c 成人性歯周炎
d 急速進行性歯周炎
e 歯肉増殖症

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96A76
高血圧症の治療を受けている患者に歯肉肥大が見られた。
服用していると考えられるのはどれか。
a フェニトインナトリウム
b ニフェジピン
c シクロスポリン
d 塩酸プロプラノロール
e 塩酸プラゾシン

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98D18
長期服用で歯肉の肥厚をきたすのはどれか。
(1)抗結核薬
(2)抗血小板薬
(3)抗ウイルス薬
(4)カルシウム拮抗薬
(5)抗てんかん薬
a (1)、(2)  b (1)、(5)  c (2)、(3)  d (3)、(4)  e (4)、(5)

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100B6
全身的因子の関与が強いのはどれか。
a 単純性歯肉炎
b 増殖性歯肉炎
c 叢生性歯肉炎
d 萌出性歯肉炎
e 外傷性歯肉炎

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101A3
カルシウム拮抗薬服薬中にみられる口腔症状はどれか。
a 舌炎
b 歯肉潰瘍
c 歯肉出血
d 歯肉肥厚
e 味覚異常

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101B88
薬物性歯肉増殖を起こすのはどれか。2つ選べ。
a フェニトイン
b メフェナム酸
c シクロスポリン
d アセトアミノフェン
e テトラサイクリン塩酸塩

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103C90
プラークコントロールが症状の改善に有効でないのはどれか。1つ選べ。
a 妊娠関連歯肉炎
b 糖尿病関連歯肉炎
c 萌出期関連歯肉炎
d アレルギー性歯肉炎
e フェニトイン歯肉増殖症

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104C125
59歳の女性。歯肉の腫脹を主訴として来院した。10年前からカルシウム拮抗薬を服用しているという。初診時の口腔内写真(別冊No.10A)とエックス線写真(別冊No.10B)とを別に示す。

歯周組織にみられるのはどれか。1つ選べ。
a 歯槽骨の増生
b 歯肉膿瘍の形成
c 歯肉線維の増加
d セメント質の肥厚
e 上皮性付着の歯冠側移動

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105B52
32歳の女性。全顎にわたる歯肉の腫脹を主訴として来院した。7歳時に、てんかんを発症し通院服薬中であるという。歯周ポケットの深さは平均3.5mmで、エックス線検査で骨吸収を認めない。初診時の口腔内写真(別冊No.51)を別に示す。

服用中の薬物とまず行うべき対応との組合せで正しいのはどれか。1つ選べ。
a ニフェジピン ーー一一 歯肉切除術
b ニフェジピン 一一一一 口腔清掃指導
c ニフェジピン 一一一一 ルートプレーニング
d フェニトイン 一一一一 歯肉切除術
e フェニトイン 一一一一 口腔清掃指導
f フェニトイン 一一一一 ルートプレーニング
g シクロスポリン 一一一 歯肉切除術
h シクロスポリン 一一一 口腔清掃指導
i シクロスポリン 一一一 ルートプレーニング

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110C12
14歳の男子。歯肉の腫脹を主訴として来院した。既往歴として脳炎後遺症によるてんかん発作がある。初診時の口腔内写真(別冊No.00)を別に示す。

医療面接時に聴取する事項で最も留意すべきなのはどれか。1つ選べ。
a 口呼吸
b 常用薬
c ブラキシズム
d 食物アレルギー
e 歯間ブラシの使用

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114D78
60歳の女性。前歯部の歯肉腫脹を主訴として来院した。6か月前に降圧薬を服用してから自覚するようになったが、痛みがないためにそのままにしていたという。プロービングの深さは上下前歯部唇舌口蓋側近遠心で6〜8mm、中央部で4〜5mm、プロービング時には全測定部位で出血を認めた。初診時の口腔内写真(別冊No.27)を別に示す。

まず行うのはどれか。2つ選べ。
a 歯肉切除術
b 口腔消掃指導
c フラップ手術
d 抗菌薬の局所投与
e スケーリング・ルートプレーニング

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115D36
長期間の服用によって歯肉増殖が生じる薬物はどれか。3つ選べ。
a ニフェジピン
b フェニトイン
c シクロスポリン
d シロスタゾール
e スルホニル尿素薬

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