直接覆髄法(2019年12月26日更新)【歯内療法学】



非感染性の点状露髄(2mm 以内)が起こったときに、露髄面を薬剤で被覆する処置法。デンティンブリッジの形成や修復象牙質の形成促進のためにおもに水酸化カルシウムを用いる。

特 徴

適 応

① 窩洞形成時の偶発的な露髄(直径2mm 未満の場合)

② 歯冠破折による新鮮露髄(2mm 未満の場合)

③ 根未完成あるいは若年者の歯

禁忌症

① 直径が2mm 以上の露髄
② 露髄後、歯髄に感染が疑われるもの
③ 軟化象牙質除去中の露髄
④ 急性歯髄炎

術 式

① ラバーダム防湿

② 露髄面を次亜塩素酸ナトリウムで清掃

③ 覆髄剤(水酸化カルシウム製剤、MTA セメントなど)の塗布

④ グラスアイオノマーセメントで裏層、仮封

⑤ デンティンブリッジの形成



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